年賀状に使いたい富士山の写真
画像:AG2016 /Pixabay

年は明けましたが「年賀状をもらったけど、返信していない……」という方もいらっしゃるでしょう。そうなると早く送りたいものの、慌てて作ったような文面やデザインを相手に送れるのはNG。しかし、印刷会社によってデザインも価格も大きく異なるので、困ってしまうことも少なくありません。そこで、今からでも利用できる印刷会社をまとめてみました。さらに会社ごとの違いを比較し、特にコスパが良い印刷会社もご紹介いたします。

※2021年1月4日に情報を更新しました

印刷会社の選び方・比較すべき点

まずは年賀状の印刷会社を比べる基準を解説。選ぶ際は下記の4点に注目ください。

【POINT1】 印刷費用の安さ

最も見比べたいのは、やっぱり印刷費用。ネットで年賀状の印刷を発注すれば、人件費などが掛からない分、お得になります。その中でも、どこが一番安いのか? 早割など各キャンペーンの内容も考慮した上で、選ぶべき印刷サービスを見極めたいところです。

【POINT2】 デザインの豊富さ

年賀状印刷サービスのメリットは、たくさんのデザインが用意されていること。プロが作ったのでクオリティが高く、多いところでは2000種類以上もラインナップ。自分好みのデザインを選べます。つまり、デザインの豊富さも印刷サービスを決める重要な条件なのです。

【POINT3】 印刷の仕上がり

印刷の質も、こだわりたいところ。実際に注文して手にとってみないとわからない部分ですが、印刷会社によって仕上がりは大きく異なります。年賀状の色合いや風合いなど、自分好みになっているかも発注前に確認しておきましょう。

【POINT4】 納期の早さ

発注してから手元に届くまでの期間もポイント。多くのサービスは2〜3営業日ほど掛かりますが、即日で発送してくれる会社もあります。納期を忘れずにチェックしましょう。

オススメの年賀状印刷 5選

年賀状を作るのにベストだと思う印刷会社をランキング形式でおすすめ!  年印刷費の安さ、印刷の品質、サービスの使い勝手などを総合的に比べます。なお各データは2021年1月4日時点で、価格は税込価格となっています。

しまうまプリント

しまうまプリントの年賀サイト
画像:しまうまプリント

価格やデザイン、印刷の品質などすべてが高レベルな「しまうまプリント」。現在でも印画紙貼り合わせ(写真仕立て)に対応しているのも好印象です。送料や宛名印刷、投函代行も無料なのも◎です。

基本料金が比較的高めですが、印刷費が安めなので、注数が多くなるほどオトクになります。業界最安値というわけではありませんが、コスパでは業界トップクラス。あくまで主観ですが、デザインも洗練されていますし、仕上がりを考えれば「安い!」と言い切っても良いと思います。

料金 基本料金 2178円。2回目以降は660円
印刷代 印刷仕上げは1枚30円
写真仕上げは1枚70円
割引 早割 終了
デザイン数 860種類
送料 無料
宛名印刷 無料
投函代行 無料
受け取り方法 宅配/投函代行
決済方法 クレジットカード 無料
代金引換 330円(税抜999円以下の場合は400円)
コンビニ後払い 220円(税抜999円以下の場合は275円)

Digipri年賀状

Digipri年賀状の2021年版サイトTOP
画像:Digipri年賀状

「Digipri年賀状」はデザインの種類だけでなく、印刷のバリーションも豊富。1色刷りから銀塩仕上げまでラインナップし、年賀状づくりの様々なニーズに応えてくれます。

基本料金が設定されていますが比較的安めで、少ない発注枚数でも割安。現在でも早割を実施し、オトク感も際立っています。また、発送期間も最短2日というのもうれしいところでしょう。

料金 基本料金
※早割を適用した税込価格
お手軽イラスト年賀状は1100円
デザイナーズイラスト年賀状は1320円
デザイナーズ写真年賀状は1760円
印刷代
※早割を適用した価格
お手軽年賀状は1枚29〜42円
フルカラー年賀状は1枚40〜55円
デザイナーズ写真年賀状は1枚55〜66円
割引 早割 印刷代は25%割引(2021年1月7日まで)
デザイン数 860種類
送料 無料
宛名印刷 イラストタイプは無料。写真タイプは印刷代1枚22円
投函代行 無料
受け取り方法 ポスト配達(無料)/宅配(594円)
決済方法 クレジットカード 無料
代金引換 330円

Digipri年賀状の年賀サイトを見る

Rakpo

Rakpoの年賀状サイトの2021年版TOP
画像:Rakpo

写真フレームとポップなデザインが特徴の「Rakpo」。画像補正も自動で行ってくれるなどサービスも抜群で、家族の写真を使った年賀状を作るならピッタリです。

費用についてもはがきへのオンデマンド印刷、銀塩仕上げともに業界上位。気になるデザインがあったなら「損した」と思うことはないと思います。

料金 基本料+印刷代
(カラー印刷の場合)
※早割を適用した税込価格
10枚印刷の場合は1枚あたり約240円
50枚印刷の場合は1枚あたり約80円
100枚印刷の場合は1枚あたり約59円
割引 はがき代 1枚58円
早割 40%割引(2021年1月7日まで)
デザイン数 1815種類
送料 無料
宛名印刷 1枚28円
投函代行 無料
受け取り方法 宅配/投函代行
決済方法 クレジットカード 無料
 代金引換 330円〜
銀行振り込み 振込手数料
キャリア決済 260円

ふみいろ年賀状

ふみいろ年賀状の年賀サイト
画像:ふみいろ年賀状

若い家族にオススメなのが「ふみいろ年賀状」。デザイナーズ系年賀状に注力し、可愛らしいイラストからスタイリッシュなデザインまで揃っています。

価格は印刷代+はがき代。追加注文や複数デザインを注文すると印刷代が10%割引になりますが、決して激安というわけではありません。デザイン性にどれほど価値を見出すかが選び基準となるでしょう。

料金 基本料+印刷代
(スタンダードの場合)
※早割を適用した税込価格
10枚印刷の場合は1枚あたり約276円
50枚印刷の場合は1枚あたり約79円
100枚印刷の場合は1枚あたり約54円
割引 はがき代 58円
早割 33%割引(2021年1月31日まで)
デザイン数 約1072種類
送料 無料
宛名印刷 無料
投函代行 無料
受け取り方法 ポスト投函/宅配/投函代行
決済方法 クレジットカード 手数料無料
代金引換 手数料無料
後払い 手数料198円

プリントパック

プリントパックの年賀状サイトTOP
画像:プリントパック 

「プリントパック」の強みは、その安さ。通常印刷の30枚以上ならNo.1の低価格です。ユニークなのは納期によって価格が異なる点。最短当日から7営業日後まで1日単位で料金が変わります。スケジュールに余裕が、かなりリーズナブルに印刷できます。

ただし、写真仕立てには対応していません! とにかく安さを追求する人向けの印刷会社と言えるでしょう。

料金 基本料+印刷代
(スタンダード年賀状/7日間の場合)
※早割を適用した税込価格
※年賀はがき代分は除外
12枚印刷の場合は1枚あたり約139円
52枚印刷の場合は1枚あたり約38円
100枚印刷の場合は1枚あたり約25円
割引 早割 なし
デザイン数 公表なし
送料 無料
宛名印刷 無料
投函代行 対応していない
受け取り方法 宅配
決済方法 クレジットカード 無料
代金引換 330円~
銀行振り込み 振込手数料
ペイジー前払い 無料
コンビニ前払い 無料

年賀状印刷40社比較表

年賀状の各印刷会社を表組でまとめました。2021年1月4日現在、年賀状を楽しめる印刷会社がすぐにわかりますよ。

発注枚数によって安い会社が変わるので「10枚」「30枚」「50枚」「100枚」とわけ、通常印刷と写真仕立て印刷ごとに比べました。公平を期するため、掲載している価格はそれぞれ各社のスタンダードな印刷メニューをチョイス。この記事を読んでいる人は年賀状にこだわっている人でしょうから、オトクで自由度の高い印刷メニューをピックアップしています。

前述のとおり、価格は基本料金と印刷費用、はがき代、送料を含めたもの。早割やキャンペーン、はがき代の割り引きをしている場合には適用しています。なお宛名印刷などオプション費用や、リピート会員などへの割引とクーポンは含まれていません。

まずは40社の比較表。続いて各カテゴリーごとに価格の安いトップ10も発表します。

通常印刷(レーザー印刷/カラー)の場合

  10枚 30枚 50枚 100枚
アサヒアート
イオン
イトーヨーカドー
いんさつどっとねっと
おたより本舗  3674円 6072円 8469円 1万944円
カメラのキタムラ 3270円 5300円 7275円 1万1910円
コラボ年賀 2313円 4783円 7253円 1万3003円
しまうまプリント 3138円 5058円 6978円 1万1778円
セブンイレブン
ダイエー
大丸藤井セントラル
Digipri年賀状
ネットスクウェア  4150円 5784円 7792円 1万2893円
パプリ 3730円 5760円 7735円 1万3350円
パレットプラザ
ファミリーマート 3579円 5196円 7270円 1万1747円
ふみいろ年賀状  2021円 3431円 5060円 8811円
プリントパック 1510円 4530円 6890円 1万3340円
ポスコミ
ラクスル
ローソン 4123円 6650円 9178円 1万5056円
挨拶状ドットコム 
伊東屋
西友
東急ハンズ 9265円 1万2395円 1万5525円 2万3350円
年賀家族
年賀状のNK 4585円 6318円 1万667円
年賀状プリント屋さん 4123円 6650円 9178円 1万5056円
年賀状プリント決定版 2021
年賀状印刷PROFESSIONAL
年賀職人
年賀本舗 3394円 5050円 6673円 1万423円
平安堂
夢工房 2619円 4508円 6346円 1万899円
郵便局 3600円 5553円 7506円 1万2141円
ACCEA
Cardbox 2350円 4260円 6220円 1万320円
DPE宅配便 2900円 4680円 6460円 1万910円
GLAM PRINT
Rakpo 3030円 5100円 7140円 1万1880円

写真仕立て印刷の場合

  10枚 30枚 50枚 100枚
アサヒアート
イオン
イトーヨーカドー
いんさつどっとねっと
おたより本舗 
カメラのキタムラ 5030円 7390円 9750円 1万5650円
コラボ年賀 4007円 7225円 1万443円 1万8033円
しまうまプリント 3578円 6378円 9178円 1万6178円
セブンイレブン
ダイエー
大丸藤井セントラル
Digipri年賀状
ネットスクウェア  4788円 6752円 9420円 1万6090円
パプリ 3830円 6190円 8550円 1万4450円
パレットプラザ
ファミリーマート 5399円 8011円 1万1103円 1万8204円
ふみいろ年賀状 
プリントパック
ポスコミ
ラクスル
ローソン 5135円 7838円 1万542円 1万6860円
挨拶状ドットコム 
伊東屋
西友
東急ハンズ 9265円 12395円 15525円 23350円
年賀家族
年賀状のNK
年賀状プリント屋さん
年賀状プリント決定版 2021
年賀状印刷PROFESSIONAL
年賀職人
年賀本舗 4093円 5881円 7669円 1万1829円
平安堂
夢工房 3503円 5715円 7927円 1万3457円
郵便局 4920円 7533円 1万146円 1万6431円
ACCEA
Cardbox 2880円 5000円 7160円 1万2060円
DPE宅配便 2940円 4800円 6660円 1万1310円
GLAM PRINT
Rakpo 3600円 6360円 9120円 1万6020円

年賀状印刷40社で料金ランキング

「単純に安い印刷会社を知りたい!」という人のために、 「通常印刷」と「写真仕立て」に分けてランキング。注枚数によって安い会社が変わるので「10枚」「30枚」「50枚」「100枚」ごとに試算しました。

記載されている料金は基本料金と印刷費用、はがき代、送料を含めた税込価格。早割やキャンペーン、はがき代の割り引きをしている場合には適用しています(2021年1月4日現在)。なお宛名印刷などオプション費用や、リピート会員などへの割引とクーポンは含まれていません。

写真にこだわるのか、ある程度でOKなのかで印刷方法を決めたうえで、印刷する予定枚数のランキングを参考にすると良いでしょう。

通常印刷(レーザー印刷/カラー)TOP10

10枚印刷する場合

1位 ポスコミ 1510円
2位 プリントパック 2021円
3位 コラボ年賀 2313円
4位 Digipri年賀状 2350円
5位 郵便局 2619円
6位 DPE宅配便 2900円
7位 Rakpo 3030円
8位 しまうまプリント 3138円
9位 カメラのキタムラ 3270円
10位 平安堂 3394円

30枚印刷する場合

1位 プリントパック 3431円
2位 Digipri年賀状 4260円
3位 郵便局 4508円
4位 ポスコミ 4530円
5位 年賀状プリント屋さん 4585円
6位 DPE宅配便 4680円
7位 コラボ年賀 4783円
8位 平安堂 5050円
9位 しまうまプリント 5058円
10位 Rakpo 5100円

50枚印刷する場合

1位 プリントパック 5060円
2位 Digipri年賀状 6220円
3位 年賀状プリント屋さん 6318円
4位 郵便局 6346円
5位 DPE宅配便 6460円
6位 平安堂 6673円
7位 ポスコミ 6890円
8位 しまうまプリント 6978円
9位 Rakpo 7140円
10位 コラボ年賀 7253円

100枚印刷する場合

1位 プリントパック 8811円
2位 Digipri年賀状 1万320円
3位 平安堂 1万423円
4位 年賀状プリント屋さん 1万667円
5位 郵便局 1万899円
6位 DPE宅配便 1万910円
7位 おたより本舗  1万944円
8位 ふみいろ年賀状  1万1747円
9位 しまうまプリント 1万1778円
10位 Rakpo 1万1880円

写真仕立て印刷TOP10

10枚印刷する場合

1位 Digipri年賀状 2880円
2位 DPE宅配便 2940円
3位 郵便局 3503円
4位 しまうまプリント 3578円
5位 Rakpo 3600円
6位 パレットプラザ 3830円
7位 コラボ年賀 4007円
8位 平安堂 4093円
9位 パプリ 4788円
10位 ACCEA 4920円

30枚印刷する場合

1位 DPE宅配便 4800円
2位 Digipri年賀状 5000円
3位 郵便局 5715円
4位 平安堂 5881円
5位 パレットプラザ 6190円
6位 Rakpo 6360円
7位 しまうまプリント 6378円
8位 パプリ 6752円
9位 コラボ年賀 7225円
10位 カメラのキタムラ 7390円

50枚印刷する場合

1位 DPE宅配便 6660円
2位 Digipri年賀状 7160円
3位 平安堂 7669円
4位 郵便局 7927円
5位 パレットプラザ 8550円
6位 Rakpo 9120円
7位 しまうまプリント 9178円
8位 パプリ 9420円
9位 カメラのキタムラ 9750円
10位 ACCEA 1万146円

100枚印刷する場合

1位 DPE宅配便 1万1310円
2位 平安堂 1万1829円
3位 Digipri年賀状 1万2060円
4位 郵便局 1万3457円
5位 パレットプラザ 1万4450円
6位 カメラのキタムラ 1万5650円
7位 Rakpo 1万6020円
8位 パプリ 1万6090円
9位 しまうまプリント 1万178円
10位 ACCEA 1万6431円

 

年賀状印刷の基本知識

年賀状の書き方

裏面(文面)には新年を祝う「賀詞」を記載。続いて、「旧年中はお世話になりました」といった礼や幸福を祈る言葉、「今年もよろしくお願いします」といった挨拶などを書きます。当然、「2021年1月1日」「令和三年元旦」など年月日も明記します。また、「去る」「失う」などの忌み言葉は避けるようにしましょう。

厳密なマナーでは、自分の氏名を書くのは表面でも裏面でもよく、両面に自分の氏名を書くのも問題ありません。ただ、「氏名は表面のみに記載する」人が多いため、それに合わせた方が無難です。ちなみに、基本的に相手の敬称は「様」で、先方が団体の場合は「御中」を用います。

年賀状の挨拶文の文例

年賀状の投函時期

郵便局で年賀はがきの受付が始まる12月15日から。元旦に届けたい場合は、郵便局が推奨する12月25日までに出すのがベターです。ちなみに、年賀状は1月1日〜1月7日の間に届くように出すことが原則。12月14日より前に出すと通常の配達日数で年内に届いてしまうので要注意です。

年賀状の投函時期について

喪中の年賀状

自分が喪中の場合は、12月の初旬頃までに喪中欠礼状を出しましょう。1年以内に二親等以内の近親者で不幸があった時、年賀状を送ってくださりそうな相手に、前もってその旨を知らせます。ただ、身内には出さないのが通例です。

一方で相手が喪中の場合、正確には年賀状を出してはいけないわけではありません。ただ最近は、相手が喪中だと知っているなら年賀状を控えるケースが増えています。代わりに、1月8日(松の明け)から2月4日(立春)の間に「寒中見舞い」を送るのが良いでしょう。

年賀状印刷Q&A

Q.年賀状を楽に印刷する方法は?

店舗に直接持ち込むよりも、ネットで注文する方が楽ちんです。発注方法はどの印刷サービスでも簡単で、年賀状を代わりに送ってくれる「投函代行」などの便利なサービスもあります。

さらに、年賀状印刷のアプリを利用するのも手。一年ごとに新しくリリースする印刷会社もありますが、翌年も利用できるアプリもあります。それをスマホにダウンロードしておけば、毎年の年賀状づくりがグッと楽になります。例えば、しまうまプリントのアプリなら、スマホ上でも印刷の早期割引や無料の宛名印刷などを手軽に受けることができますよ。

Q.年賀状はネットの印刷サービスと自宅のプリンター、どっちがコスパが良い?

コスパは、ネットの印刷サービスの方が良いでしょう。印刷サービスなら、デザインの制作も印刷も楽ちん。しかし自宅のプリンターの場合、自分で一から作らなければならず、印刷にも時間が掛かります。年賀状のクオリティは人によりますが、大半は印刷サービスを利用した方が上質になるはず。

「でも、印刷費用が掛かるし……」と思われるかもしれませんが、自宅のプリンターでもインク代がかかります。インクは劣化しますし、インクを買い替える場合はむしろ割高。自宅のプリンターが万全な人でも掛かる労力を考えたら、ネットの印刷サービスの方が高コスパだと思います。

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