ギリギリでもOK!年賀状を元旦に間に合わせる方法を調査してみた

年賀状の投函イメージ
画像:PIXTA

12月中旬、年賀状の準備はお済みですか? まだ何も手をつけていないという人もいるのではないでしょうか。年賀状の受付期間は12月15日から始まっていますが、まだ間に合います! 今回はこれから年賀状を作成する人に向けて、年賀状を元旦に間に合わせる方法をまとめました。

元旦に年賀状を確実に届けるなら25日までに投函

年賀状投函のスケジュール表

年賀状を元旦までに届けるには、今年は12月25日(水)までに郵便局に持ち込むか、ポストに投函しなければいけません。25日でもポストの集荷時間によっては、26日便になる可能性もあるため、できるだけ早い時間に投函を済ませておきましょう。

ただし、同じ市内や近郊に住む相手であれば、25日を過ぎて26日や27日、28日に投函しても元旦に届けてくれるように努めてくれます。実際、日本郵便は「2019 年 12 月 26 日(木)以降同年 12 月 28 日(土)までに差し出された年賀状も、できる限り元日にお届けできるよう取り組みます」とアナウンスしています。

郵便局の仕分け作業によって遅れることは十分にありますし、あくまで“できる限り”なので、確実に元旦に届くとは言えません。結局12月25日の遅くとも夕方までには投函しておきたのが実情です。

そうなると25日の2~3日前までには、年賀状を完成させ発送していなければなりません。印刷会社にもよりますが、多くの印刷会社では注文して発送されるまでにだいたい2~3営業日かかります。配送の時間も考えると、12月17日(火)~18日(水)くらいには注文を済ませておきたいところです。

年賀状を投函日に間に合わせる方法

年賀状を早く投函できる方法を4つの方法を紹介。メリットとデメリットも説明します。

【方法1】発送の早い印刷会社に依頼する

オススメ度 ★★★

25日に投函するなら1週間前には印刷会社に注文するのがベターですが、発送が早い印刷会社ならもう少し余裕が生まれます。

当日に発送してくれる印刷会社もあるので、1週間前を過ぎても注文できなかった人はそちらに依頼するのがベター。また、別料金ですが、特急で出荷してくれるオプションを用意している印刷会社も。予算に応じて、それらの印刷会社を選択肢に入れても良いかもしれません。

なお、発送の早い各印刷会社は次の記事で詳しく紹介しているので、気になる人はこちらで確認してください。

(1)対応の早さや仕上がりの安心感
即日発送を掲げている印刷会社なら「15時以前」など一定の時間内に注文を済ませると、その日のうちに発送をしてくれます。印刷会社ならではの高品質な年賀状が、最速で2~3日後に届くのはうれしいところでしょう。
(1)オプションを付けると発送日が延びる
写真仕上げや特殊箔デザインなどにすると、発送が1~2日ほど延びてしまう印刷会社がほとんど。早く発送してもらうには、こだわをは諦めないといけないことも。(2)運送状況によっては遅れる可能性アリ自宅への配送は運送会社が行うので、天候や交通事情などによっては、配達が遅れることもあります。

【方法2】印刷会社に依頼し、投函代行を利用する

オススメ度 ★★★★

少しでも時間を短縮したいなら、印刷会社の「投函代行」を利用するのも一つの手。年賀状を自宅に配送してもらわずに、そのままポストに年賀状を投函してくれるサービスです。ほとんどの場合、宛名印刷とセットで、宛名印刷を注文すると投函代行をオプションとして付けられます。

(1)手間がかからない
印刷会社が直接ポストに投函してくれるので、宛名入力だけでなく投函する時間も省けます。(2)送料がかからないこともある印刷会社によっては、投函代行を利用することで送料がかからないケースもあります。

(1)年賀状を確認できない
当たり前ですが、完成した年賀状が手元に届かないので、一度も出来栄えを確認できません。ミスを修正したり、手書きのメッセージを添えたりすることはできません。(2)お金がかかることもある印刷会社によっては宛名印刷や投函代行などが別料金のところもあり、割高になってしまう可能性もあります。

【方法3】印刷会社に依頼し、店舗で受け取る

オススメ度 ★★★★★

コンビニ系や大手デパート系、カメラショップ系の印刷サービスなら「店舗受取」に対応している会社も多数あります。注文は店舗だけでなくネットでも可能。注文後、印刷が完了すると連絡が来るので、都合のいい日時に指定の店舗へ取りに行くだけでOKです。

(1)配送時間を省略できる
自分の好きな時間に取りに行け、運送会社から届くのを待つ必要がありません。また完成した年賀状を確認できる安心感があります。
(1)店舗が近くにないと利用しづらい
当然ですが、近くに該当する店舗がないと遠出をする羽目に。また、24時間営業のコンビニ以外は営業時間内に受け取りにいく必要があります。

【方法4】自宅やコンビニのプリンターで印刷する

オススメ度 ★★

自分で年賀状を印刷し、自分で投函するにもスピーディ。ネットには様々な年賀状のテンプレートが無料で公開されていて、自作するのもそれほど大変ではなくなりました。自宅にプリンターが無くても、コンビニのプリンターでも印刷できます。

(1)ギリギリでも間に合う
自分だけで完結できるので、頑張り次第では最も早く投函することができます

(2)コストを抑えられる
手書きイラストや芋版など、いくらでもコストを切り詰められるのもポイント。年賀はがき代はかかりますが、大きく節約することも。

(1)手間がかかる
年賀状の購入から投函までを一人で行わなければなりません。手馴れていたら早く終わるかもしれませんが、トータルで考えると印刷会社で注文したほうが早いケースも。

(2)クオリティが落ちる危険性がある

印刷会社で作成するより、基本的にはデザイン性や印刷などのクオリティが下がります。年賀状にこだわりたいならネックとなります。

(3)かえって割高になることも
自宅プリンターで印刷する場合、インクが切れていたり、調子が悪かったりすると印刷会社にお願いするより高くつくことも。時間も大幅にロスするリスクがあります。

印刷会社に年賀状を注文してもまだ間に合う!

1週間前なら発送の早い印刷会社に注文するのもアリですが、25日まで残り2~3日なら投函代行か店舗受取がオススメ。現在、投函代行に対応しているのは15社、店舗受取に対応しているのは12社です。

印刷会社 投函代行 宛名印刷 店舗受取
アサヒアート 300円 基本料金2750円+1枚25円
イオン 無料 2営業日後
イトーヨーカドー 無料 翌日
いんさつどっとねっと 基本料金1100円+1枚30円
おたより本舗 無料 無料
カメラのキタムラ 1枚33円 当日(最短1時間)
しまうまプリント 無料 無料
セブンイレブン 基本料金1017円+1枚27円 3日後
ダイエー 基本料金108+1枚82円 4営業日後
デジプリ年賀状 無料 1枚22円
ネットスクウェア 1枚10円
パプリ 無料 無料
パレットプラザ 基本料金550円+1枚33円 翌日
ファミリーマート 1枚30円 4日後
ふみいろ年賀状 無料 無料
プリントパック 無料
ポスコミ 無料 無料
ラクスル 無料 無料
ローソン 1枚30円 4日後
挨拶状ドットコム 330円 1枚11円
伊東屋 無料
印刷の萌 1週間後
笑み年賀 無料
西友 無料 3日後
東急ハンズ 基本料金1100円+1枚33円
年賀家族 無料
年賀状のNK 基本料金2200円+1枚33円
年賀状プリント屋さん 要見積もり
年賀状プリント決定版 2020 330円 1枚11円
年賀状印刷PROFESSIONAL 基本料金800円+1枚20円
年賀職人 基本料金1500円+1枚25円
年賀本舗 無料 100枚まで1000円、以降は1枚10円
平安堂 基本料金1100円+1枚33円
夢工房 基本料金1100円+1枚33円 翌営業日。ただし店舗は広島市のみ
郵便局 無料 基本料金1100円+1枚31円
ACCEA 3300円(10枚未満は無料) 1~99枚までは1枚40円 当日(最短3時間)
Cardbox 無料
DPE宅配便
GLAM PRINT 無料 無料
Rakpo 無料 1枚27円

投函代行を利用できる印刷会社オススメ5選

投函代行は、基本的に宛名印刷とセット。宛名が無い状態では相手に送れません。だから投函代行を利用する場合、宛名印刷の料金にも気を配らなければいけません。そこで、今回は、宛名印刷と投函代行がそれぞれ無料の印刷会社を優先してチョイスしました。

投函代行は基本的に印刷が終わったらすぐに投函されます。つまり発送日の早い印刷会社ほどスピーディだということ。これらにコスパの良さなどを加味すると、次の5社がオススメです。

おたより本舗:午前中に注文すれば当日投函

おたより本舗の年賀ページ
画像:おたより本舗

おたより本舗は全体的にリーズナブルで、デザイン数も多いのが特徴。また、無料のオプションやプレゼントキャンペーンなどのサービスも満載で、欠点があまりありません。基本的に当日の12時までに注文すれば即日発送されるので、急いでいる人にもオススメです。

投函代行も、その日の午前中に注文が済めば当日中に投函。ギリギリの注文でも元旦に間に合わせることができそうです。

また、プロが写真補正してくれる無料の補正サービスも。手元でチェックできない投函代行だからこそ、高いクオリティを求めたいもの。そういった意味でも、プロにおまかせできるおたより本舗は安心といえそうです。

価格例
(★★★★デザイン)

10枚

30枚 50枚

100枚

3237円 5398円 7559円 9561円
デザイン数 1050種類以上
宛名印刷 無料
投函代行 無料

パプリ:13時までに注文すれば当日投函

ポプリの年賀ページ
画像:パプリ

パプリは、事務用品などの通販会社「アスクル」が手掛ける年賀状印刷サービス。サービス名は「パッとプリント」から来ており、アスクル同様に、発送の早さが最大のウリです。

その日の13時までに注文なら最短で翌日のお届けで、投函代行の場合は13時までの注文で、その日のうちに投函してくれます。ただし、パプリの年内の最終投函日は12月28日まで。また、土日祝日の注文受け付けは行っていないのでご注意を。

価格例
※オンデマンド印刷

10枚

30枚 50枚

100枚

4150円 5259円 7792円 1万2893円
デザイン数 1300種類以上
宛名印刷 無料
投函代行 無料

ふみいろ年賀状: 13時までに注文すれば当日投函

ふみいろ 年賀状の年賀ページ
画像:ふみいろ年賀状

ふみいろ年賀状は、ユーザーフレンドリーなのが強み。入力ミスがあった際の再印刷保証や、万全のカスタマーサポート体制など、手厚いサポートが用意されています。

投函代行に関しては、デザイナーズ、スタンダード、モノクロのデザインであれば、その日のうちに無料で投函。ただしフォトやフォトプレミアムは印刷に時間がかかり、注文から2日目以降の投函となります。

それに伴って最終受付期間も異なり、フォトプレミアムは12月26日(木)12時59分まで、フォトは12月27日(金)12時59分まで、それ以外は12月29日(日)12時59分までの受付となっています。

価格例
(スタンダード)

10枚

30枚 50枚

100枚

2993円 4535円 6361円 1万585円
デザイン数 1120種類以上
宛名印刷 無料

ポスコミ:10時までに注文すれば当日投函

ポスコミの年賀状ページ
画像:ポスコミ

ポスコミは基本料金0円で、1枚からでも気軽に注文できるので、少数注文で最も存在感を発揮します。操作性もシンプルで、初めてでも簡単に年賀状が作れちゃいます。

ポスコミは当日出荷もウリで、10時までに注文を済ますことができれば、その日のうちにポストへ投函してくれます。

価格例
(カラー印刷)

10枚

30枚 50枚

100枚

1910円 4930円 7290円 1万3740円
デザイン数 非公開
宛名印刷 無料
投函代行 無料

しまうまプリント:翌日投函

しまうまプリントの年賀状ページ
画像:しまうまプリント

しまうまプリントは、コスパの高さに定評のあるネットプリント専門店。通常の発送は3日後の発送ですが、急いでいる人向けに特急オプションも用意。+980円で23時59分までに注文すれば、翌日に発送してくれます。

投函代行も、通常では注文から投函まで2日程度かかってしまいますが、発送と同様に、特急オプションをつければ、注文の翌日には投函してもらえます。

価格例
(印刷仕立て)

10枚

30枚 50枚

100枚

2962円 4530円 6098円 1万18円
デザイン数 テンプレートは820種類以上
宛名印刷 無料
投函代行 無料

店舗で受け取れる印刷会社オススメ5選

自宅から取りにいける距離に店舗があるのが前提ですが、セレクトした5つの印刷会社(印刷サービス)は全国展開しているので、そのあたりも◎。印刷後の受け取りは各店舗の営業時間に準じるので、最寄店舗の営業時間をあらかじめ調べておきましょう。

なお、24時間営業で圧倒的な店舗数を誇る、大手コンビニ3社も年賀状の印刷サービスを実施。しかし注文から受け取りまでにそこそこの日数がかかってしまうため、1日でも早く年賀状を受け取りたいケースでは、あまり適していませんでした。

カメラのキタムラ:最短1時間で受取可能

カメラのキタムラの年賀状ページ
画像:カメラのキタムラ

カメラのキタムラは写真用品のチェーンで、全国に700店舗以上が存在。プリントサービスに一日の長があり、仕上げの良さが何よりの特徴です。ただ、少し他よりも印刷料金が高いのがネックかもしれません。

送料無料で配送もしてくれますが、いち早く年賀状を受け取りたいなら店舗受取がベスト。カメラのキタムラでは「最短1時間仕上げ」を謳っており、イラスト年賀状はもちろん、写真入り年賀状でも店頭でなら最短1時間で受け取れます。

価格例
(イラスト年賀状)

10枚

30枚 50枚

100枚

4260円 6290円 8265円 1万2900円
デザイン数 800種類以上
宛名印刷 無料

ACCEA:注文から最短3時間で受取可能

ACCEAの年賀状ページ画像:ACCEA

ポスター印刷や製本などのサービスを手掛けるACCEA。全国に店舗があり、ウェブはもちろん店頭での年賀状印刷も受け付けています。店舗受取と配送が可能で、配送を選ぶと、最短で即日発送。ただしオプションで時期が変動するので、事前に確認しておきましょう。

最短3時間仕上げなので、店舗なら当日に年賀状を受け取り可能。さらに24時間営業の店舗もあるのもポイント。場所にもよりますが、会社帰りや深夜、休日など時間の空いたときに年賀状を受け取れるのは大きなメリットでしょう。

価格例
※オンデマンド印刷

10枚

30枚 50枚

100枚

3600円 5553円 7506円 1万2141円
デザイン数 400種類以上
宛名印刷 1枚40円~

イトーヨーカドー:注文翌日に受取可能

イトーヨーカドーの年賀状ページ
画像:イトーヨーカドー

イトーヨーカドーは、全国で160近くの店舗を展開する衣食住関連商品を扱う総合スーパー。年賀状の印刷サービスも実施し、チラシなどで大々的に告知しています。ただ、やや高価格なのが気になるところではあります……。

店頭でもネットでも注文可能。ネットでなら最短で翌日に受け取れます。店舗で受け取る際には「ご注文確認メール」をプリントしたものを持参するか、「ご注文番号」を伝える必要があります。

価格例
(カラフル年賀状)
10枚 30枚 50枚 100枚
4051円 6290円 8528円 1万4121円
デザイン数 非公開
宛名印刷 無料

パレットプラザ:注文翌日に受取可能

パレットプラザの年賀状ページ
画像:パレットプラザ

デジカメ・スマホ写真のプリントなどを請け負うフォトサービスチェーン。「パレットプラザ」や「55ステーション」として全国約350店舗を展開しています。店頭注文とネット注文が行えますが、オトクなのは圧倒的にネット注文。最大で50%の早割も用意されます。

受け取り方法は店舗受取と宅配があります。店舗受取の場合、特別料金550〜1100円を支払って12時までに注文を済ませれば、翌日午後には指定の店舗で受け取ることができます。

価格例
(スタンダード)

10枚

30枚 50枚

100枚

2360円 4480円 6600円 1万1900円
デザイン数 700種類以上
宛名印刷 基本料金550円+1枚33円

イオン: 3~4営業日後に受取可能

イオンの年賀状ページ
画像:イオン

イオンは全国700店舗近く展開。系列店などを合わせると世界で2万店舗に到達するそう。そんなイオンの年賀状はオーソドックスな干支から、キャラクター系まで用途に合わせたデザインを取り揃えています。

ネットと店舗で注文でき、受け取りは店舗と宅配を選択可能。仕上がり日数は他の店舗受取サービスと比べて特段早くはありません。ただイオン系列の店舗なら、どこでも受け取りができるので、近場に系列があるのであれば店舗受取を選ぶのもアリ。送料分が節約できます。

価格例
(カラー)

10枚

30枚 50枚

100枚

2739円 4087円 6430円 1万1043円
デザイン数 非公開
宛名印刷 無料

元旦に届かなくてもOK! 忘れずに投函を

ここまで元旦に届けるのを前提に案内してきましたが、1月3日(金)までに届けばマナー的には問題はありません。ただし、その場合は文面に1月1日を意味する「元旦」や「元日」の文字はNG。「令和二年」や「新春」などを使いましょう。

1月3日までに届けるには、投函した場所と配達地域にもよりますが、2020年1月1日の17時くらいまでに投函すれば間に合うと言われています。通常、1月1日は午前中に年賀状の配達が行われるため、年賀状を出していなかった相手から年賀状を受け取った場合、1日の17頃までに年賀状を投函しましょう。

12月25日までに投函できなくても決して諦める必要はありません。ただし、印刷会社が年賀状の注文を受け付けている時期にも限りがあり、早ければ、12月28日前後で注文を締め切ってしまうところも。印刷会社に年賀状を依頼するのであれば、いずれにせよ早めに注文したほうが良いでしょう。