もう年賀状にパソコンもプリンターも不要⁉︎ 印刷会社の方がオトクなワケ

年賀状をプリンターで印刷

年賀状印刷といえば自宅のパソコンとプリンターで印刷するのがオトク……というのは、過去の話! 今は印刷会社で印刷する方が断然オトクなんです。その理由を説明します。

実は、プリンターでの自宅印刷は人を選ぶ

年賀状印刷は「自宅印刷派」と「印刷会社派」に分かれますが、自宅印刷を選ぶ主な理由としては下記が挙げられます。

(1)印刷代が安い
(2)その日のうちに印刷が完了する
(3)仕上がりを確認しながら印刷できる
(4)とにかく家で年賀状を印刷するのが好き
(5)自宅のプリンターの使い道が年賀状印刷しかない

パソコンが家庭に普及し始めた1990年代後半~2000年代前半頃は、「パソコンを買ったら、自宅のプリンターで年賀状印刷をする」というのが当たり前。年賀状印刷ソフトも大人気でした。逆に印刷会社で年賀状を作ると、かなりの料金がかかっていました。

しかし時は過ぎ、印刷会社の料金はどんどんリーズナブルに。普段からプリンターで印刷していないと、インクを買い替えたり、制作に手間がかかったりと、むしろコスパが悪くなってきています。

とはいえ、実際のはがきで試し刷りをして色や明るさなどの微調整をしたい場合には、自宅印刷に一日の長があります。ただ筆者の経験として、自宅で印刷をすると微調整はしやすいものの、印刷中はプリンターに付きっきり。空いた時間を利用して手軽に印刷というレベルではなく、かなり手間がかかる印象があります。

・インクを買い換える必要がある場合、自宅印刷は高くつく
・自宅印刷はデザインから印刷まで、かなり手間がかかる
・自宅で印刷すると、プリンターに付きっきりにならざるを得ない

コンビニのマルチコピー機は仕上がりが難点

「自宅にプリンターがない」「出先で急に書類を印刷しなければいけなくなった」など、コンビニのマルチコピー機で印刷したことがある人は少なくないでしょう。

コンビニのマルチコピー機は、年賀はがきにも印刷可能。会社によってサービス内容は異なりますが、専用アプリでデザインしたデータや自作のデータ(PDF、JPG、Office文書)を印刷できます。

料金はセブンイレブンの場合、1枚60円~80円。これに年賀はがき代を足すと、1枚あたり130円前後。年賀はがきに直接印刷する場合、印刷会社の年賀状相場は10枚で2500〜3000円なので割安と言えます。また、1枚単位で印刷ができる点も大きなメリットです。

「手軽で料金も安い。それなら、コンビニのマルチコピー機で印刷しよう!」と思うかもしれませんが、一つ問題が。コンビニのマルチコピー機は、インクジェットプリントではなくレーザープリント。写真印刷のクオリティは必然的にダウンしてしまいます。

つまり、印刷のクオリティを求めるならマルチコピー機は選択肢外となります。

・1枚あたり130円前後という低価格。1枚単位でも印刷可能
・自作データでもアプリで作成したデータでも印刷できる
・写真印刷のクオリティが低くなる

年賀状印刷サービスは手軽さとクオリティが魅力

近年、年賀状印刷のスタンダードになってきているのが、印刷会社を利用した印刷です。インターネット上で注文して宅配で受け取るのが基本で、納期は概ね3~5日前後。印刷技術の向上と印刷会社同士の競争で、低料金化&高品質化が進んでいます。

さらにデザインが豊富なこと、様々な割引サービスがあること、宛名印刷や投函代行といった便利なオプションがあることなども相まって、印刷会社を利用する人が増えているのです。

特に、写真を大きく使った年賀状で印刷のクオリティにこだわるなら、印刷会社を利用すべきでしょう。印画紙を貼り付けた年賀はがきも作れ、自宅では真似のできない仕上がりとなっています。

事前に仕上がりを確認できないのが難点ですが、一部の印刷会社では無料の試し刷りサービスを実施しているので、どうしても仕上がりを確認してから注文したという方は、試し刷りサービスを実施している印刷会社を選びましょう。

気になる料金は、通常印刷だと10枚で2500〜3000円、30枚で4500〜5000円、50枚で6000〜6500円、100枚で1万1000〜1万1500円。写真仕上げだと、10枚で3000〜3500円、30枚で5500〜6000円、50枚で7500〜8000円、100枚で1万3000〜1万4000円が相場です。

例えば、大手印刷会社の料金は下記の通り。年賀はがき代や送料などを含んだ税込価格で、2019年12月24時点のデータです。実際は早割などによって、もっとオトクに注文できます。

■通常印刷(カラー)

10枚 30枚 50枚 100枚
しまうまプリント 3,006 4,662 6,318 10,458
おたより本舗  3237円 5398円 7559円 9561円
平安堂 3629円 5285円 6908円 1万658円
デジプリ年賀状  2360円 4260円 6220円 1万320円
プリントパック 1811円 3351円 4800円 8611円

■写真入り印刷

10枚 30枚 50枚 100枚
しまうまプリント 3248円 5388円 7528円 1万2878円
おたより本舗  3617円 6,538円 9459円 1万3361円
平安堂 4065円 5,787円 7509円 1万1642円
デジプリ年賀状  2220円 4069円 6500円 1万1500円
プリントパック
・低料金&高品質な上、デザインも豊富でコスパが良い
・宛名印刷や投函代行など、便利なオプションもある
・ネット注文&宅配受け取りで、手間がかからない

各印刷方法のメリット・デメリットを比較検証してみた

自宅のプリンター、コンビニのマルチコピー機、印刷会社の3つの印刷方法を「価格」「仕上がり」「手軽さ」の観点で比較してみました。

各印刷方法を「価格」で比較

自宅のプリンター 80円前後/枚
コンビニのマルチコピー機 130円前後/枚
印刷会社 250円前後/枚

自宅のプリンターで印刷した場合のインクコストは、キヤノンのWEBサイトによると、標準容量のインクタンクを使用した場合で宛名面が約1.1円。通信面が約8.9円なので、両面で約10円となります。

単純に印刷代+はがき代だけで比較すると、自宅のプリンターが一歩リードしています。ただ、それはインクを使い切ることを前提にしており、日頃からプリンターを使用していない場合は割高となる可能性もあります。

各印刷方法を「仕上がり」で比較

自宅のプリンター
コンビニのマルチコピー機 ×
印刷会社

写真をメインにした年賀状で質にこだわるなら、印刷会社の写真仕上げ(印画紙貼り合わせ)が群を抜いています。

自宅のプリンターでもそこそこのクオリティのものが作れますが、“紙の違い”は埋めることができません。コンビニのマルチコピー機もレーザープリントなので、写真印刷では一歩及びません。

各印刷方法を「手軽さ」で比較

自宅のプリンター
コンビニのマルチコピー機
印刷会社

年賀はがきの購入やデザイン、印刷、投函といった作業コストを考えると、自宅とコンビニでの印刷は不利。デザインと送り先さえ決めてしまえば、すべて任せられる印刷会社に分があります。

トータルで比べると印刷会社がオススメ

価格の安さだけなら「自宅>コンビニ>印刷会社」となりますが、印刷の質や手軽さを加味すると順番は逆転します。

まず自宅のプリンターは安いですが、管理コストがかかるのがネック。さらに年賀はがきの購入からデザイン、印刷、投函まで自分で行わなければならず、作業コストがかなりかかります。手間がかかるのはコンビニで印刷した場合も同様。逆に印刷会社は楽ちんです。

さらに印刷の質も写真仕立てだけでなく、プリンターの精度が高い印刷会社がリード。最近ではプロが色補正を行ってくれる印刷会社もあります。

コストとパフォーマンスを天秤にかければ、総合的には「印刷会社>自宅≧コンビニ」と言えるでしょう。

自分に合った印刷会社がオトクに年賀状を作る秘訣

長く自宅で年賀状を印刷していると、「今年も自宅で……」と考えがち。しかし時代は変わってきています。

印刷代だけで比較するのではなく、年賀状を投函するまでの作業コストや、ミスできないといった心理的コストも合わせると「年賀状印刷=印刷会社」がスタンダードになるのは必然だったと言えるでしょう。

毎年、たくさんの印刷会社が料金やサービスを競っています。ずっと自宅で印刷しているという人も一度、印刷会社のウェブサイトをチェックしてみてください。