ブラザーのプリンターで年賀状印刷!「Brother はがき・年賀状プリント」がオススメ

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画像:ブラザー「年賀状特集2021

家庭用プリンターの性能が良くなり、写真を以前よりキレイに印刷できるようになりました。年賀状印刷は自前で! という方もいることでしょう。そこで、ブラザー(brother)のプリンターを使いたい人に向けた、ブラザーの年賀状作成サービスを紹介します。

ブラザーの年賀状作成サービスは2種類+α

プリンターで年賀状を作るメリットといえばコストの安さと手軽さ。その一方で、デザインを一から作るのは面倒。また用紙や余白の設定などもトラブルになりがちです。

そんなときはプリンターを出しているメーカーの年賀状作成サービスを使うのがベター。最近はメーカーの年賀状サイトも使いやすく、デザインテンプレートも洗練されてきました。

ブラザーでは2種類のサービスを提供しています。ひとつはスマホアプリの「Brother はがき・年賀状プリント」。もうひとつはPCで利用できる「Web年賀状キット2021」です。

実はもうひとつ、年賀状作成サービスではありませんが、無料のデザイン・テンプレートを公開しているサイト「ブラザープリビオ・プリントテラス」があり、Microsoft Wordを使う方法もあります。それぞれの使い方と特徴を見ていきましょう。

Brother はがき・年賀状プリントの特徴

今ドキの年賀状作りといえば、やはりスマホアプリ。ブラザーもスマホアプリ「Brother はがき・年賀状プリント」に力を入れています。

Brother はがき・年賀状プリントTOP画面
画像:Brother はがき・年賀状プリント

利用できるOSはiOS 9.0以降(iPhone、iPad、およびiPod touch)、Android(バージョンはデバイスにより異なる)。Wi-Fiルーターに繋いでいる状態でないと使用できません。DCPシリーズ、HL-J、MFCシリーズに対応しています。

年賀状の画像をシェアすることも

Brother はがき・年賀状プリントの魅力は、洗練されたデザインとスマホならではの操作性。作成した年賀状のデザインはプリンターで出力できるだけでなく、画像として各種SNSでもシェアできます。ということは、ブラザー製プリンターのユーザーでなくても使えるということ! なかなか斬新なサービスです。

Brother はがき・年賀状プリント。デザイン選択画面
画像:Brother はがき・年賀状プリント

デザインもオシャレ

デザイン数こそ大手年賀状サイトには及びませんが、オシャレで洗練されたデザインが揃っています。中でも、写真を入れられるカジュアルなテンプレートが充実しているのは嬉しいところでしょう。

好きな素材をプリンターでスキャンし、背景としてレイアウトできるテンプレートが用意されているのもユニーク。もちろん、一からオリジナルのデザインを作れるフレームのみのテンプレートも! 干支や写真などのスタンプも入れられます。

ただ、テキストの入力画面で定型文が用意されていないのは、ちょっと面倒に感じました。

写真なし ベーシック 52
カジュアル 41
プレミアム 15
写真あり ベーシック 29
カジュアル 129
プレミアム 16
お気に入り素材合成 10
喪中 8
白紙その他 28

宛名印刷もカンタン

スマホに登録されている連絡帳から宛先を取り込むことが可能。また「筆王」「筆ぐるめ」「筆まめ」「宛名職人」などの年賀状ソフトに登録した住所録をXMLファイルに変換し、宛先に取り込めます。もちろん一件ずつ手入力もできます。

宛先は縦書きと横書きを選べ、フォントも8種類から選択できます。PC向けの年賀状サイトと比べて機能は簡易ですが、その分、操作がシンプル。手軽に宛名を印刷できます。

Brother はがき・年賀状プリントのメリット・デメリット

正直、期待していた以上に充実した内容のアプリでした。デザインは好みにもよりますが、シンプルでポップなものが多い印象。写真を入れられるテンプレートが充実している点、スキャン画像やスタンプなどでオリジナリティの高いデザインを作りやすい点も、評価したいところです。

届いた年賀状をスキャンし、アルバムとして保存できる(住所を読み取る機能はナシ)など、アプリだけで年賀状作りが完結する利便性の高さが印象的でした。

・デザイン・テンプレートがオシャレ
・住所録を簡単に取り込める
・プリンターと連動して印刷が楽
・文字の書体などは選択肢が少ない
・挨拶の定型文が用意されていない

Web年賀状キット2021の特徴

Web年賀状キット2021はブラザーがブラウザで提供しているPC向けの年賀状作成サービス。ソフトやアプリをインストールする必要なく、誰でも無料で利用できます。

Web年賀状キット2021。デザイン選択画面
画像:Web年賀状キット2021

対応OSはサイト上に記載されていませんが、Google Chrome(バージョン: 87.0.4280.88 for Windows,Mac)、Safari(バージョン14.0.1 for Mac)で問題なく使用できました。Internet Explorer 11でも使えるようです。

プリンターはどの機種でもOK

Web年賀状キット2021を利用するのに、プリンターの機種は問いません。なぜなら、作成した年賀状のデザインはPDF化してから出力されるためです。

ということは、これもまたブラザーのプリンターでなくても使えるということ。ただし、PCにAdobe Acrobat Readerがインストールされている必要があります。

デザインはまずまずの豊富さ

デザインはベーシックやカジュアルなどテイスト別、目的別に分かれていて、テンプレート数は合計400種類以上。スタンプも103種類ほど用意されています。まずまずの豊富さですが、スマホ版よりも写真を入れられるテンプレートが少ないのは残念です。

ベーシック年賀状 114
カジュアル年賀状 98
写真フレーム年賀状 135
ビジネス年賀状 19
喪中 10
寒中見舞い 15
あいさつ文変更年賀状 9

ただ、挨拶文のテンプレートが用意されていたり、テキストの書体を10種類から選べたりするのはスマホ版よりも有利なところ。操作性はデザインの選択などの操作がダブルクリックに対応しておらず、選択後にいちいち「確認」ボタンを押さなければいけないなど、ちょっと不便でした。

Web年賀状キット2021のメリット・デメリット

誰でも無料で使えてソフトやアプリをインストールする必要がないこと、プリンターの機種さえ選ばない汎用性の高さこそがWeb年賀状キット2021最大の魅力。ただ、デザインテイストは正直あまり好みではありませんでした。操作性も古く感じました。

・ブラウザ上で使える
・住所録を簡単に取り込める
・プリンターと連動して印刷が楽
・オシャレなデザインが少ない

ブラザープリビオ・プリントテラスの特徴

自分で年賀状を作れる人ならブラザープリビオ・プリントテラスにあるデザインを利用するのも手。デザインをサイトからダウンロードし(保存形式はpng)、Microsoft Wordなどに貼り付けて年賀状を作成できます。

ブラザープリビオ・プリントテラスTOP画面
画像:ブラザープリビオ・プリントテラス

ユニークな絵柄がたくさん

掲載されているデザインはなんと1300種類以上! 「ベーシック年賀状」や「カジュアル年賀状」などに加えて「キャラクター年賀状」や「空撮年賀状」など、Brother はがき・年賀状プリントやWeb年賀状キット2021とは異なる絵柄がラインナップされています

ブラザープリビオ・プリントテラス。デザイン選択一覧
画像:ブラザープリビオ・プリントテラス

ただし「キャラクター年賀状」に登場しているキャラクターは限定的(すしざんまい、ブラザーオリジナルキャラクターなど)。過度な期待はしないように。

ベーシック年賀状 404
カジュアル年賀状 397
フォトフレーム年賀状 400
キャラクター年賀状 40
ビジネス年賀状 45
喪中・年賀欠礼 18
空撮年賀状 9

ブラザープリビオ・プリントテラスのメリット・デメリット

絵柄をダウンロードして自由に使えるのは利点ですが、それ以上の機能はありません。あくまで「年賀状づくりをサポートしてくれるサイトのひとつ」と考えるべきでしょう。

・デザイン数が多い
・テキストや写真を自由に配置できる
・Microsoft Wordなどの書類作成ソフトがないと使えない
・作るのに手間がかかる
・用紙や余白の設定を自分でする必要がある
・宛名面を自分で作成する必要がある

場合によっては印刷会社の年賀状サービスもオススメ

それぞれ一長一短ありますが、スマホアプリのBrother はがき・年賀状プリントが最も使いやすく、実用性が高いと感じました。一部のデザインは有料であるものの、無料でセンスの良いデザインが揃っており、シンプルな機能性も好印象でした。

しかし、より簡単に、美しい年賀状を作りたいなら、印刷会社を使う方が間違いありません。家庭用プリンターの性能が良くなったとは言っても、インクジェットでの印刷品質には限界があります。当然、印刷会社による印画紙への銀塩プリントには及びません。

またコスト的にも一見、家庭用プリンターが安く感じますが、年賀状の枚数によってはインク代が高くつくことも。最近は激安の印刷会社が多くありますので、費用と労力を冷静に比較することが大切です。

【安さ部門】ラクスル:業界最安級の印刷コスト

ラクスルの年賀状サイト2021。TOP画面
画像:ラクスル「年賀状印刷2021」

ネット印刷で高い知名度を誇る「ラクスル」。はがき代込みでの価格体系になっていて、コスト面では業界最安級を誇ります。

印画紙の貼り合わせには対応していませんが、デザインの種類は豊富。片面カラーを選択した場合のみとなりますが、宛名印刷の料金も無料です。送料が無料で、投函代行にも対応と、サービスも抜群。発注枚数が多くても少なくてもリーズナブルなのが魅力です。

ラクスルを見てみる

【デザイン部門】ふみいろ年賀状:センスの良いデザインがたくさん

 

ふみいろ年賀状2021TOP画面
画像:ふみいろ年賀状

デザイナーズ系年賀状を得意とする「ふみいろ年賀状」。可愛い系からクール系までトレンドを押さえた幅広いデザインが揃っています。

印刷代については激安というほどではありません。しかし、文字などを間違っても1回に限って再印刷が無料となるなど、気軽に注文できるのが長所です。

ふみいろ年賀状を見てみる

【コスパ部門】しまうまプリント:価格もデザインもサービスも良好

しまうまプリントの年賀サイト
画像:しまうまプリント

価格と印刷の品質、宛名印刷や投函代行などのサービスを合わせて考えると「しまうまプリント」がオススメ。テンプレートは860点で、カラーやスタンプなどでオリジリティを高めることもできます。もちろん、印画紙を貼り合わせた写真用紙にも対応。印刷品質も間違いありません。

宛名印刷や投函代行などのサービスも常時無料。印刷代だけでみると激安とは言えませんが、サービスを含めてトータルコストで他と差が出ます。

しまうまプリントを見てみる