キャノンのプリンターで年賀状を印刷! 「PIXUSはがきクリエイター」がオススメ

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画像:キャノン「インクジェットプリンター PIXUS年賀状2021」

今年は自宅プリンターを買った方が増えたそうで、中には「今年の年賀状は自宅のプリンターで!」という方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は「キャノン」(CANON)のプリンターを使いたい人に向け、キャノンの年賀状作成サービスを紹介します。

キャノンの年賀状作成サービスは3種類

プリンターで年賀状を作るなら、その機種を出しているメーカーのサービスを使うのが最善です。無料で利用できるものがほとんどですし、プリンターとの対応は言わずがな。デザインや操作性も大手メーカーであれば十分以上だと思います。

気になるキャノンでは、3種類のサービスをラインナップ。スマホアプリ「PIXUSはがきクリエイター」と「キヤノン クリエイティブ パーク」(Canon Creative Park)、「キャノン イメージ ゲートウェイ」(CANON iMAGE GATEWAY)です。

結論から言うと、PIXUSはがきクリエイターがオススメ。残りの2つは、自分で素材を集めて1から年賀状を作りたい上級者向けとなっています。以下、それぞれの特徴と使い方を説明します!

キャノンの年賀状アプリ「PIXUSはがきクリエイター」の特徴

キャノンのスマホアプリといえば「PIXUSかんたん年賀状」でしたが、2020年10月29日にサービス終了。PIXUSはがきクリエイターにリニューアルしました。

PIXUSはがきクリエイターのTOPページ
画像:PIXUSはがきクリエイター

利用できるOSはiOS12.0以降/Android 7以降。Wi-Fiルーターでなく、スマホで直接接続できます。プリンターはPIXUSとMAXIFY、Gシリーズに対応。詳細は下記の通りです。

直感的な操作でサクサク制作

PIXUSはがきクリエイター最大の魅力は、スマホならではの操作性。レイアウトをスワイプなどで手軽に修正できます。スマホで撮影から印刷まで一気通貫で可能なのは好印象です。

テンプレート数は500点以上

写真ありで44個、写真なしで426個(公式では475点)、合計で470点(公式では519点)のテンプレートを利用可能。喪中や寒中見舞いのデザインもあり、白紙の状態からオリジナルの年賀状も作れます。

しかし特筆したいのは、デザインの自由度です。干支や縁起物、賀詞・年号などのスタンプに加えて、フォントも豊富。さらに、文字はペンで手書きもできちゃいます!

PIXUSはがきクリエイターのデザイン選択ページ
画像:PIXUSはがきクリエイター

住所録からの宛名印刷も可能

スマホの住所録データから差出人と宛名を印刷可能。縦書きか横書きか選択でき、最大で100件まで印刷できます。住所録は最大1000件まで作成できるのも◎。スマホの連絡先や、PCのCSVデータを読み込めます。

住所録の書き出しもできるので、データ移行も簡単です。なお、前身であるPIXUSかんたん年賀状で使っていた住所録データは、2021年1月31日までは移行できます。2月1日以降は不可能になるので、ユーザーはご注意を。

PIXUSはがきクリエイターのメリット・デメリット

キャノン産の年賀状作成アプリだけあって、機能は必要十分。デザインはよく言えば王道、悪く言えば平凡といったところ。正直オシャレとは言い難いですが、スタンダードなので失敗することもありません。そういう意味でも「使い勝手が良い」と思います。

・宛名印刷にも対応している
・住所録も管理できる
・プリンターと連動して印刷が楽
・デザインは平凡

キヤノン クリエイティブ パークの特徴

キヤノン クリエイティブ パークはキャノンが印刷素材サイト。ペーパークラフトやスクラップブックなどのデータを提供しており、年賀状のフリー素材も用意しています。

キヤノン クリエイティブ パークの特設ページ
画像:キヤノン クリエイティブ パーク

使うならスマホアプリ版が便利

キヤノン クリエイティブ パークはブラウザ版とスマホアプリ版があります。

ブラウザ版はイラストの年賀状なら画像(jpeg)でダウンロード。そのまま印刷するか、Photoshopなどの画像編集ソフトで加工して使用します。写真の年賀状は素材(png)をダウンロードして「イメージフォトプリント エディター」(Easy-PhotoPrint Editor)を使って編集するのが前提です。

キヤノン クリエイティブ パークの画像ページ
画像:キヤノン クリエイティブ パーク「年賀状」

一方、スマホアプリ版なら編集から印刷まで一括で可能。写真の差し込みだけでなく、文字の入力と配置などができて便利です。ただし、スマホアプリ版に対応するプリンターは下記のみ。利用したい方は、対応するプリンターか事前に確認しておきましょう。

対応機種 XK90 series, XK80 series, XK70 series, XK60 series XK50 series, TS9500 series,
TS9100 series,TS9000 series, TS8430 series, TS8300 series,TS8200 series, TS8100 series,
TS8000 series,TS7430 series, TS7400 series, TS7330 series,TS700 series, TS6400 series,
TS6300 series,TS6200 series, TS6100 series, TS6000 series,TS5300 series, TS5100 series,
TS5000 series, TS3400 series, TS3300 series, TS3100 series, TS300 series, TR8630 series,
TR8600 series, TR8500 series, TR7600 series, TR7500 series, TR7000 series, TR703 series,
TR4500 series, TR150 series, MG3000 series, E4200 series, E3400 series, E3300 series,
E3100 series, E470 series, E300 series, G7000 series, G6000 series, G5000 series,
G4010 series, G4000 series, G3060 series, G3020 series, G3010 series, PRO-G1 series,
PRO-S1 series, PRO-300 series, PRO-200 series

デザインは400種類以上、素材は900種類以上

キヤノン クリエイティブ パークはあくまで「印刷素材の提供」を目的にしたサイト。そのため、編集を前提としたテンプレートでなく、フリー素材(画像)としてデザインを用意しています。選べるのは計430種類。それらは挨拶文の有無を選択できます。

フォーマル 82
カジュアル 96
干支なし 200
フォトフレーム 12
仕掛け年賀 16
喪中はがき 6
寒中見舞いはがき  18

さらにスタンプや文字、背景もラインナップ。これらを画像編集ソフトで組み合わせれば、自分だけの年賀状を作ることができます。

スタンプ 259
文字 436
背景 236

キヤノン クリエイティブ パークのメリット・デメリット

使うならスマホアプリ版だと思いますが、会員登録が必須ですし、機能や操作性でPIXUSはがきクリエイターに劣っています。そのため、現実的に素材サイトと割り切って、オリジナルの年賀状作りに活用するというのが現実的な使い方になると思います。

・様々な素材を手に入れられる
・制作ソフトとしてはイマイチ

キヤノン イメージ ゲートウェイの特徴

キヤノン イメージ ゲートウェイは、「写真」全般をテーマにしたWEBサイト。フォトテクニックやカメラのメンテナンスなどの記事を掲載し、同時にプリンターの情報も発信。年賀状に関するコンテンツも用意されています。

そのまま印刷して使う年賀状や、写真を活かせるテンプレートなどを配布。ソフトでなく、WEBサービスですので、普段使っているソフトで年賀状を印刷することになります。

キヤノン イメージ ゲートウェイTOPページ
画像:キヤノン イメージ ゲートウェイ

楽ちんなのは「そのまま使える! 写真年賀状2021」

年賀状のコンテンツはいくつかあるのですが、メインとなるのは「そのまま使える! 写真年賀状2021」という特設ページ。その名の通り、そのまま印刷できる年賀状のデザインを無料で配布しています。

デザインは、キヤノンイメージゲートウェイ会員の写真を同事務所局が年賀状に仕上げたもの。点数は寒中見舞いと合わせて計56点となります。


画像:キヤノン イメージ ゲートウェイ「そのまま使える! 写真年賀状2021」

写真好きなら「デザインで魅せる写真年賀状作り」を参考に

自分の写真を使いたいという人には「デザインで魅せる写真年賀状作り」を読むのがオススメ。写真を使って年賀状を作るアイディアをまとめた特設記事で、画像データ(pngやjpeg)でテンプレートや素材を配布しています。

画像編集が必須ですので編集系のソフトが別途必要ですが、自分で年賀状にこだわりたい人には役に立つ記事となっています。

キャノン イメージ ゲートウェイのメリット・デメリット

「そのまま使える! 写真年賀状2021」のデザインはクオリティが高く、普段通り印刷するだけなので、オリジナリティを求めないなら利用するのもアリ。配布しているテンプレートや素材はオシャレではありますが、画像の編集技術が求められるため、熟練者でなければあまりオススメできません。

・オシャレな年賀状のデザインがある
・年賀状作りの参考になる
・既存の年賀状デザインが中心となる
・別のソフトでデザインする必要がある

場合によっては印刷会社の年賀状サービスもオススメ

現実的に年賀状作成ソフトとして使うなら、PIXUSはがきクリエイターの一択でしょう。無料であることや住所録などの機能性、プリンターとの相性を考えれば、良い選択肢だと思います。

しかし年賀状の品質にこだわりたいなら、印刷会社を利用した方が良いでしょう。自宅プリンターだと印刷ずれを起こす可能性もありますし、写真用紙への印刷でも印刷会社のそれとは精度に差があります。

デザインのオシャレさも印刷会社の方が優位。価格に関しても、インクの交換が必要な場合は自宅プリンターの方が高くつきます。普段からプリンターを使っていてコストを抑えたい人にはオススメしませんが、そうでない人は比較してみるのが良いと思います。

【安さ部門】プリントパック:印刷会社トップクラスの安さ

プリントパックの年賀状サイトTOP
画像:プリントパックde年賀状印刷

リーズナブルさにこだわるなら「プリントパック」に注目。安さは業界最高峰です。特徴的なのは納期によって価格が異なり、最短当日から7営業日後まで料金設定されていること。スケジュールや予算に合わせて注文できるのがポイントです。

ただし、印刷ははがきへの直接印刷のみ。写真用紙への印刷を考えていた人はご注意ください。

プリントパックde年賀状印刷を見てみる

【デザイン部門】Digipri年賀状:洗練されたセンスがウリ

Digipri年賀状の2021年版サイトTOP
画像:Digipri年賀状

デザイン性を追い求めるなら「Digipri年賀状」がベスト。人気アーティストによるデザインをはじめ、860種類のテンプレート、300種類のスタンプが用意されています。画像補正などのサービスも利用できます。

印画紙を貼り合わせた、質感の高い年賀はがきも可能。自宅プリンターとは一線を隠したクオリティとなっています。ただ、料金は印刷会社の中ではリーズナブルであるものの、印刷費にそこそこの価格がかかります。

Digipri年賀状を見てみる

【コスパ部門】しまうまプリント:価格もデザインもサービスも良好

しまうまプリントの年賀サイト
画像:しまうまプリント

コスパにこだわるなら「しまうまプリント」がイチオシです。価格と品質、サービスいずれも高レベル。テンプレートは850種類と多く、スタンプ機能も搭載。印刷も専門ならではの仕上がりで、印画紙貼り合わせの質も◎です。

操作性にも優れ、宛名印刷や投函代行などのサービスも常時無料。ただ注意すべきは、料金には関しては枚数によってお得度が異なる点。まずは、HPのシミュレータで計算してみてください。

しまうまプリントを見てみる