エプソンのプリンターで年賀状を印刷！ 「スマホでカラリオ年賀」がオススメ

画像：エプソン「年賀状特集2021」

「今年は自宅から一歩も出ずに年賀状を作りたい」「家庭用プリンターで年賀状を作りたい」という人もいらっしゃるでしょう。今回はエプソン（EPSON）のプリンターを使いたい人に向け、エプソンの年賀状作成サービスを紹介します。

エプソンの年賀状作成サービスは2種類

通常のカートリッジ式インクジェット機に加え、インク詰め替え式のエコタンク・モデルを展開しているエプソン。年賀状印刷など自宅での大量印刷でも、コストを安くできます。

ただし、自宅プリンターで年賀状を作るなると、デザインを自分でしなければなりません。そうなると「オシャレなものを作るのが難しい」「用紙や余白の設定でトラブりやすい」といった問題はつきもの。そうしたトラブルは、プリンターメーカー公式のサービスを使うことで避けられます。

エプソンが提供する年賀状の作成サービスは2種類。スマホアプリ「スマホでカラリオ年賀」と、PC用アプリ「Epson Photo+」です。結論からいうと、スマホでカラリオ年賀の方が使い勝手が良い分Epson Photo+よりもオススメ。そうは言っても好みもあるでしょう。以降、それぞれの特徴と使い方を解説します。

エプソンの年賀状アプリ「スマホでカラリオ年賀」の特徴

画像：スマホでカラリオ年賀

スマホでカラリオ年賀は、最新のエコタンク搭載モデルはもちろん、通常のカートリッジ式インクジェット機、ビジネスプリンターまで幅広い機種で使えます。

Wi-Fi Directを搭載している機種なら、スマホから直接印刷することも可能。その場合、スマホとエプソン製プリンターさえあればOKです。

対応デバイスはAndroidの場合、Ver.5.0以降でモニター解像度1280×720以上。iOSの場合、Ver.10以降、モニター解像度960×640以上です。

デザインもスタンプも豊富

画像：スマホでカラリオ年賀

デザインは、枚数ごとの「写真テンプレート」と「クリエイターズポストカード」（写真を入れられるデザインもあり）、テイスト別の「デザインテンプレート」に分類されています。

デザインの一覧表示だけでなく、はがきをめくるように表示できたり、全デザインをカタログとしてプリントアウトできたりと、絵柄が選びやすいのも特徴です。

デザインはオーソドックスなものが多い印象。クリエイターズポストカードには斬新な絵柄のものもありますが、バリエーションは少なめです。

最近流行のスタンプも用意され、その数はなんと900種類以上。ただし、本来の意味でのスタンプだけでなく、挨拶文スタンプや賀詞スタンプなども含まれています。

シンプル操作で使いやすい

デザインを決めたら絵柄をダウンロード。写真やテキストの配置など、編集作業の操作性は、他の年賀状作成アプリ同様に良好でした。

写真テンプレートの場合、イラストなどオブジェクトを個別に移動、拡大縮小、角度変更できるのがユニーク。年賀状をアレンジしたい人には嬉しい機能ですね。

ただ、テキスト入力に定型文が用意されていなかったり、書体が3種類からしか選べなかったりするのは残念なところ。ただし、挨拶文や賀詞のスタンプが豊富なので、その中から選べるので不便は感じません。

住所録のインポートにも対応

住所録は手入力だけでなく、スマホに登録されている連絡帳からも入力できます。さらに「Epson Photo+」「筆王」などPCの年賀状ソフトで作った住所録をcsvファイルで取り込み可能。送付済み、喪中などの送付情報を宛先ごとに管理できるのも便利です。

宛先は縦書きと横書きを選択可能。フォントはアプリ内蔵の3書体＋デバイス端末のフォントから選べます。スマホでの宛名面作成ツールとしては十分でしょう。

「スマホでカラリオ年賀」のメリット・デメリット

デザインの種類や書体の選択肢が少ないなど簡易すぎる部分もありますが、「簡単に、スピーディに年賀状を作れる」ことを優先した結果でしょう。スマホの年賀状作成アプリとしては問題ないクオリティだと思います。

「Epson Photo+」の特徴

Epson Photo+は、エプソンが提供しているPC用の写真印刷アプリ。年賀状の通信面（絵柄面）だけでなく、宛名面の作成機能が付いています。

画像：Epson Photo+

多くの機種で利用できるのもポイント。PCの対応OSとプリンターの対応機種は以下の通りです。

なお、上記の他にWindows XP、Windows Vista版のアプリもありますが、住所録機能には非対応となっています。

写真の加工も可能

Epson Photo+の長所は、もともとが写真プリント用アプリなので画像補正（明るさ、コントラスト、彩度）を細かく設定できることです。

撮影した写真が暗かったときなども、画像編集専用ソフトをインストールする必要なく、簡単に調整可能。写真を入れるデザインの年賀状を作りたい人にとっては、ありがたい機能です。

デザインや機能はスマホ版アプリと共通

デザイン・テンプレートのラインナップは、スマホでカラリオ年賀と共通。約300種類のデザインから選べ、900種類以上用意されているスタンプで自由にアレンジできます。

Epson Photo+には宛名面の作成機能もあり、スマホでカラリオ年賀や他の年賀状作成ソフトで作った住所録データ（ecn、csvなど）を取り込めます。

また「MyEPSON Portal」という別のアプリをインストールすれば、「アニマル年賀お助け隊」機能（Macは非対応）が追加されるのもユニーク。干支の牛がキャラクターとして登場し、ハガキのセットや、インク残量の確認などプリンターの操作やトラブルの解決などをサポートしてくれます

Epson Photo+のメリット・デメリット

操作性では劣るものの、はがき面を拡大縮小しながら細かく編集できる点はスマホアプリに勝るところ。PCユーザーや、年賀状にこだわりたい人はこちらを使うのもアリだと思います。

場合によっては印刷会社の年賀状サービスもオススメ

エプソンの年賀状作成サービスは、なかなかに実用的。プリンターも最新機種なら、以前とは比べものにならないほどキレイに印刷できるようになりました。

しかし、デザインの種類やセンスでは印刷会社の年賀状サイトがいまだ有利です。印刷会社にもよりますが、シンプルから変わり種までオシャレなデザインが幅広くラインナップ。印刷の品質も、印刷会社には最新インクジェットプリンターであっても適いません。

家庭用プリンターで写真入りのデザインを大量に印刷するとインク代も高くつくのもネック。費用や労力、オシャレさなどを考えると、印刷会社の利用も視野に入れたほうがオトクに年賀状を作れる可能性は高くなります。

【コスト部門】DPE宅配便：安くて印刷の質が良い

画像：DPE宅配便

写真の現像を得意としている印刷会社の年賀状サービスです。写真仕上げについては品質だけでなく、基本料金が1410円（2020年12月15日時点）、写真仕上げの印刷料金が1枚30円と低コスト。送料も無料と優秀です。

またGoogleフォトなどのクラウドサービスから写真をそのまま取り込めるのも便利！ ただし宛名印刷に対応していません。自宅にプリンターを持っている人、写真のクオリティにこだわりたい人にオススメです。

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【デザイン部門】Digipri年賀状：デザインセンスが光る

画像：Digipri年賀状

テンプレートは860種類、スタンプも300種類。デザインのセンスに定評があります。ラインナップも豊富で、コストを重視した1色刷りから、銀塩プリントのデザイナーズデザインまでそろっています。

少ない発注枚数でも割安で、宛名印刷も1枚22円で対応。PCはもちろん、スマホアプリが用意されているのもポイントです。

【コスパ部門】しまうまプリント：価格もデザインもサービスも良好

画像：しまうまプリント

送料も宛名印刷も投函代行も無料とサービス満点な「しまうまプリント」。デザイン・テンプレートが860種類あって、カラーと写真枚数のパターンを含めれば1900点以上のバリエーションが用意されています。

スタンプを押してオリジナル度を高めることも可能。もちろん、印画紙を貼り合わせた写真用紙にも対応しています。価格は激安というわけではありませんが、業界でも上位に入る安さです。デザインや使い勝手を考えると、コスパは抜群です。

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