
ついに年賀状の投函シーズン。この時期、ギリギリでも間に合う印刷会社を探す人も多いと思います。そうなると店舗での印刷が早い気がしますが、ネットよりも割高なイメージがあり、二の足を踏んでしまうことも……。そこで気になる年賀状事情をカメラのキタムラに取材。 価格や納期などについて、担当者の馬場さんにお話を伺いました。
キタムラの年賀状はスピード感が魅力


所長
最近では年賀状もネット注文が一般的となりつつあります。カメラのキタムラの年賀状では、いかがでしょうか?

馬場さん
たしかにネットでの注文は増えていますが、店舗での注文もまだまだ多いのが現状です。特に、投函が始まる15日以降は店舗注文が勢いを増しますね。

その場で受け取れる店舗もありますものね。ギリギリになるほどニーズが高まりそう。

そうですね。ただ「ネットと比べて早いから来店する」というよりは、店舗が家の近所だったり、買い物のついでだったりすることが大きな理由だと思います。実際、その場でどんな年賀状にしようかと考えるお客様も多いので。


そうなんですね。キタムラの年賀状だと、どのようなユーザー層となるのですか?

20代〜50代の女性に女性に多く利用していただいています。これは、支払いをしているのが奥様というケースが多いからだと思われます。基本的には結婚を機に年賀状を送り始める人が多いですね。ちなみに、ネット注文だと主婦の割合が増えます。

最近では自宅でプリントする人が減って、プロに任せる人が増えていると聞きましたが……。

確証は持てませんが、その可能性は高いと思いますね。自宅のプリンターで印刷すると失敗することもありますし、「だったら初めから印刷会社に注文しよう」という人はいらっしゃると思います。店舗に来られるお客様も、そういう「安心感」を求めているのかもしれませんね。
店舗とネットの両方を利用するのが最適解!?


キタムラの年賀状はメニューがたくさんありますが、どれが人気なんですか?

例年、写真入りの年賀状の「デザイナーズ」が一番人気ですね。フジカラーも写真にこだわる人からは好評。今年から始めた「クラフト」もオススメです。

クラフトは雰囲気がいいですが、色が滲んで印刷の質が落ちそうな感じがしますが……。

実は、クラフトは白のアート紙を使っていて、紙面にクラフト紙風のテクスチャーを貼っているんです。だから味のある質感を出しながら、クッキリと印刷もできるんです。


なるほど! 印画紙貼り合わせの「写真キレイ仕上げ」とオンデマンド印刷の「1時間仕上げ」が選ばれるメニューもありますが、どちらの注文が多いのですか?

1時間仕上げの方が多いですね! 価格的にも安いですし、すぐ仕上がるのが人気の理由でしょう。

半々くらいだと思っていました! 失礼ながら、キタムラの年賀状は他社と比べて高くはありませんが、安くもない。だったら、質を追求する人が多いのかなと……。

仰る通り、ネットプリント専門店の中では、キタムラは年賀状の価格は並程度。ただ、店舗型の印刷会社の中ではトップクラスの安さなんです。つまり、店舗での注文を前提とするとオトクなんです。

全国に店舗があることや、1時間で仕上げてくれることも踏まえると、かなり便利ですね。では印刷の質はどうなんですか? 1時間仕上げだと、荒れたりしませんか?

最近のプリンターは本当に高性能で、キレイに印刷できますよ。印画紙でのプリントと比べてもわからない人もいるほどです。

急いでいる人にとっては大助かりですね! あ、でも本当に1時間で印刷できるのですか?

基本的には1時間で仕上がりますが、空いている時は30分で仕上がることも。一方で混雑時は1時間半ほどかかることもあります。そのため、ネットで事前に注文して店舗で受け取るのが良いでしょう。しかもスマートフォン・アプリなら、300円引きのクーポンもDLできますよ。

あ、たしかアプリで注文すると来年以降、「リピート割引」を受けられますよね?

よくご存知で(笑)。操作も楽チンです。アプリは種類がいくつかありますが、「カメラのキタムラ 年賀状2020」というアプリがイチオシです。
キタムラで年賀状を作る際のコツを教えて!


話を聞けば聞くほど、店舗で印刷できるのがキタムラの強みだと感じます。

早く年賀状をお渡しできるだけでなく、年賀状づくりについて店舗スタッフと相談できることもキタムラのウリだと思いますね。

それは、ありがたいですね。ぜひ、この記事の読者に向けてもアドバイスいただきたいです!

大したことは言えませんよ(笑)。写真入りなら、何と言っても「良い写真」を用意すること。晴れた日など、明るい雰囲気で撮るのが基本です。デザインは、写真にあったテンプレートを選ぶことですね。

家族全員を年賀状に載せたい場合はいかがでしょう?

集合写真があれば、同様に一枚を大きく見せるだけでOKです。ただ、集合写真がない場合は写真がたくさん使えるデザインがイチオシです。実際、今は複数の写真を使って年賀状をつくる人が増えています。集合写真を撮るのって意外にタイミングがないですし、家族の写りがいい写真を使えば良いと思います。

イラストの年賀状の場合は?

それは単純に好みの絵柄を選べば良いかと(笑)。

なるほど(笑)。他に、年賀状づくりでやっておいた方が良いことはありますか?

やっぱり宛名印刷ですね。今時の年賀状印刷においては必要不可欠でしょう。キタムラの場合、宛名印刷は有料ですが、自宅プリンターによる印刷ミスのリスクや一つ一つ手書きする手間を考えれば、十分にオトクだと思います。
カメラのキタムラは、投函期限が迫るほど真価を発揮

ネット注文での印刷価格を見て「年賀状なら、もっと安い会社あるしなぁ」と思われがちなカメラのキタムラ。しかし、実店舗があるというユニークさは見逃せません。
店舗なら納品までが早いうえ、投函代行と違って年賀状の確認も可能。アプリで注文すれば待ち時間も短縮できます。そのスピード感を考慮すれば、キタムラは十二分に良い選択肢。近所にキタムラの店舗があるなら、利用してみては。