画像:年賀家族
サービス誕生から10年目を迎える年賀家族。2021年度版の年賀状は、いったいどのような内容なのでしょうか? 価格や割引はもちろん、デザインの種類からコスパまで、気になるポイントを徹底的に調べてみました。
※2020年11月2日に情報を更新しました
年賀家族の年賀状の特徴
ネットプリントサービスの年賀状の中にあって「写真年賀状の理想を追求」する年賀家族。質の高いデザイナーズ年賀状として人気を集めています。
そんな年賀家族の2021年度の年賀状情報を表にまとめました。
料金 | 基本料金 | 初回は1万円(早割適用で5400円)。追加注文は1800円 |
印刷代 | 1枚85円(HAKU商品のみ1枚180円) | |
割引 | 早割 | 46%割引(2020年11月4日まで)。基本料金にのみ適用 |
デザイン数 | 全1144種類 | |
送料 | 無料 | |
宛名印刷 | 無料 | |
投函代行 | 無し | |
受け取り方法 | 宅配 | |
納期 | 通常 | 5営業日 |
特急出荷 | 3営業日 | |
超特急出荷 | 2営業日 | |
決済方法 | クレジットカード(手数料無料) | |
代引き(手数料無料) | ||
銀行・指定コンビニでの後払い(手数料無料) | ||
アプリ | なし |
料金は基本料金+印刷費+年賀はがき代
年賀家族では基本料金と印刷費が別扱い。年賀はがき代も基本料金には含まれていません。
基本料金は一律で、少数注文だと割高になってしまいます。しかし、大量に注文すればするほど、基本料金の分、割安になっていきます。注文する枚数によって、コスパに差が出る料金システムになっています。
画像:年賀家族
3タイプの紙はどれを選んでも、料金は一律
年賀家族は“写真年賀状”に特化。印刷紙は「フォトプリントペーパー」「ナチュラルペーパー」「パールリッチペーパー」という、写真の映える3種類を選べます。どの紙でも印刷料金はすべて一律で、1枚につき85円。一枚あたりの料金は、他社と比べてじゃっかん高価でしょう。
紙色 | 艶感 | 質感 | |
フォトプリントペーパー | 純白に近い白 | 半光沢 | シルクのような滑らかな手触り |
ナチュラルペーパー | 純白に近い白 | マット | 紙本来の自然でやさしい手触り |
パールリッチペーパー | 純白に近いシルバー | マット(パール加工) | わずかな凹凸がリッチな手触り |
しかし、いずれもはがきとプリント用紙を貼り合わせる「合紙製法」なので、しっかりとした高級感のある仕上がりになります。「ナチュラルペーパー」は写真集などにも使われる紙で、「パールリッチペーパー」は包装紙などに使われています。特にこだわりがなければ、写真の階調表現と発色の良さが特徴の「フォトプリントペーパー」がオススメです。
もし迷ったときは、紙の無料サンプルを請求してみるのもいいかもしれません。サイトから登録すると上記の3種類に、特色インクを使用したPINKを加えた4枚のサンプルはがきが送られてきます。
デザインのバリエーションは業界最高峰
年賀家族のデザインは、そのほとんどが写真を使用することを前提としています。全部で1144種類あり、1つのデザインで文言や使用する写真の枚数を変えられます。さらに自分で一からデザインしたデータを使って印刷もできます。
デザインはたくさんありますが、自分の目的に合ったデザインを探しやすいのもポイント。「イメージ別」や「テーマ」のほか、「フレームタイプ」などに分かれており、直感的に探せます。
イメージ別 | デザイン数 |
クリエイター | 全130種 |
和風モダン | 全151種 |
シンプル | 全97種 |
ナチュラル | 全119種 |
ポップ | 全60種 |
テーマ別 | デザイン数 |
干支アピール | 全115種 |
マガジン風 | 全26種 |
コミック風 | 全36種 |
お便り風 | 全16種 |
ポストカード風 | 全18種 |
写真なしイラスト | 全121種 |
システムは、まずテーマ別やイメージ別に分かれている中からベースのデザインを選択。そこから色を変えたり、写真の点数を変えたり、自分なりにアレンジしていきます。既存のデザインにはない、自分だけの年賀状を作れるのはうれしいところです。
他にも、写真に箔押しする豪華デザインの「HAKU」(12種)や、写真がデザインに馴染むよう加工する「ナジーム」(129種)などをラインナップ。中には、通常の印刷で使用されるCMYK以外の特色のピンクを使用した「PiNK」(30種)なんてデザインも。ただし、「HAKU」のみ印刷代が1枚180円になるので要注意です。
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20作品まで同時に注文OK!
親戚に送る年賀状と、友人に送る年賀状でデザインを変えたいことってありますよね? 年賀家族では、なんと一回で最大20作品までを同時に注文できちゃいます。
例えば親戚用のデザインで20枚、友人用のデザインで40枚、恋人用のデザインで1枚という注文の仕方もOK。追加料金もかからないので、こだわりの年賀状をたくさん作っちゃいましょう。
年賀状作りがスムーズになるサービスも充実
年賀家族では、スムーズに年賀状を作るためのオプションが充実。デザインの色を変えたり、写真のサイズを変更したりと細かくカスタマイズできる「デザイン調整サービス」(1作品980円〜)や、住所リストなどを預けて宛名を入力してくれる「宛名入力代行サービス」(基本料金1500円+入力1件で30円)などが用意されています。
もちろん、宛名を同時に印刷する「宛名印刷サービス」も無料で利用できます。
急いでいるときは特急や超特急の出荷も対応
通常は注文日から5営業日目の出荷になりますが、「特急納期」なら3営業日目に出荷してもらえます。こちらは有料オプションで、料金は980円となります。
さらに注文日から2営業日目で出荷される「超特急納期」も! 1480円かかりますが、急いでいるときには助かりますね。
画像:年賀家族
再印刷保証やはがき買い取りなど安心のサポート体制
年賀家族はサポート体制も万全です。万が一の不良品はもちろん、1回限りですがユーザーの編集ミスによる失敗も無料で再印刷してくれます。初心者でも安心できますね。
また、年賀家族で注文する前に、すでに年賀はがきを購入してしまっていた場合にも対応。年賀家族で購入済の枚数を上限に、未使用の年賀はがきを1枚63円で買い取ってくれます。ただし、使用済みや書き損じの年賀はがきは買い取りの対象外になるので、ご注意を。
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年賀家族の年賀状のメリット・デメリットまとめ
最後に、年賀家族の特徴をおさらい。他社と比べた際のメリットとデメリットを改めて確認ください。
・デザインにこだわれる
・別のデザインも同時に注文できる
・全体的に割高の料金設定
年賀状の印刷枚数別に料金をチェック
年賀家族の年賀状は、基本料金が一律で印刷費とはがき代のみ枚数によって変動します。ここでは、具体的に「何枚注文するといくらかかるのか」をシミュレーション! 枚数別に確認してみました(合計金額は税込価格)。
枚数 | 基本料金 | 印刷費 | 年賀はがき | 合計 |
10 | 5400円 | 850円 | 630円 | 7505円 |
30 | 2550円 | 1890円 | 1万635円 | |
50 | 4250円 | 3150円 | 1万3765円 | |
100 | 8500円 | 6300円 | 2万1590円 |
写真仕上げの年賀状の相場は、10枚で3000~3500円、30枚で5500~6000円、50枚で7500~8000円、100枚で1万3000~1万4000円です(12月に実施した各社の早割で算出)。相場から比べると、年賀家族は全体的に割高感があるのは否めません。前述したとおり、印刷費の1枚85円も、他社より高めです。
ただし、他社の最上級のフォトプリントが標準で設定されていると考えると、コスパとしては決して高くない料金設定と言えるでしょう。
年賀家族は「とにかくデザインにこだわる人」向き
年賀家族の年賀状は、料金的にはお得ではないかもしれません。しかし、紙を選べたり、デザインの自由度が高かったりするなど、他社より抜きん出た部分がいくつもあります。
特に、デザインのバリエーションはトップクラス。アレンジのしやすさや操作性の良さも、ストレスがないレベルでスムーズ。料金を上回る“価値”を発揮しています。
以上を踏まえると、年賀家族は次の人にオススメです。
・とにかくデザインにこだわりたい人
・見てほしい写真がたくさんある人
・オリジナリティを発揮したい人