
年賀状の投函間際ですが、どの印刷会社がオトクか……とついつい悩んでしまうもの。ネットでは情報が溢れ、どれが真実かわかりません。そこで、印刷会社に直接インタビュー! 今回は、年賀状印刷でも人気のしまうまプリントへ取材してきました。価格や品質など気になる点について、担当の長谷川さんに聞きました。
しまうまプリントの年賀状ってなんで安いの?


所長
実は私、しまうまプリントのユーザーでして(笑)。今年の年賀状も注文しましたが、大量に印刷してもお手頃ですよね。

長谷川さん
ありがとうございます。私たちのウリは、やはり価格と品質。自社で印刷工場を持っていて、注文から納品まで一気通貫で作れるため、その両立が可能なんです。

中間マージンなど余分なコストがかからないから、価格が安いんですね!

基本料金+印刷費という料金体系ですが、印刷費を抑えているので大量に年賀状を印刷される人にはオトクだと思います。一方で、少ない枚数だとそのメリットを生かせないのですが正直なところです……。

このサイトでも調べましたが、たしかに50枚以上からはリーズナブルさが増していました。でも、それ以下の枚数で比べても上位に引けない価格ですし、印画紙貼り合わせ(写真仕立て)だと常にTOP10。写真好きとしてはうれしいところです。

ありがたいことに、フォットブックなど普段から弊社の写真印刷サービスを利用されているお客様で、年賀状も印刷してくれる人も。印刷にこだわる方からは、写真仕立ては好評いただいています。ただ、お客様全体でみると印刷仕立ての方が注文されているんです。

印刷仕立てだと印刷の質は下がったりしませんか?

もちろん、印画紙の方がキレイに印刷できます。しかし、弊社の工場では最新のプリンターを使用しているので、年賀はがきへのオンデマンド印刷でも十分だと思います。当然ですが、価格は印刷仕立ての方が安いですしね。

なるほど〜。そうなるとしまうまプリントのユーザー層は……。

写真好きな人もいらっしゃいますが、30〜40代の主婦層が大半ですね。これはどこの印刷会社でも同じだと思いますが、結婚や出産、お子さんの進学を機に年賀状を送り始める人が多い。そのため、印刷仕立てでも写真入りデザインが人気です。


“年賀状離れ”が起きている昨今ですと、たしかにライフステージが変わった瞬間くらいしか「年賀状を送ろう」とならないのかも。……答えづらいかもしれませんが、年賀状って本当に売れなくなっているのですか?

仰るとおり、市場全体でいうと落ち込んでいます。ただ、近年では印刷会社でのプリントが増えているんです。その理由は、おそらく自宅プリントの減少です。あくまで推測ですが、スマートフォンなどの普及によって自宅でプリンターを利用する機会が減少。インク代が逆に高くついたり、印刷に失敗したりするくらいなら、初めからプロに任せる人が増えたんだと思います。

「餅は餅屋」ということなんですかね。では、自宅プリントからしまうまプリントに切り替えるユーザーも増えているんですか?

実際のところはわかりませんが、年賀状の受注数も2017年度は約1280万枚でしたが、2018年度は約1700万枚。昨年は大きく増え、2019年度も似たような傾向にあります。

ユーザーが増えているのは、年賀状を毎年作っている身としてもうれしいです(笑)
サービスの良さも人気の魅力かも!


これまで印刷会社に注文してなかった人がしまうまプリントを利用し始めた。その理由には、やっぱり「利便だから」というのが大きいと思います。特に宛名印刷が無料なのは魅力だなと。

宛名印刷は喜んでくださるお客様が多いですね。利用率はとても高く、スマホからの注文だとその傾向がより高まります。私どもは昨年から実施していましたが、今年は宛名印刷無料をうたう会社が増えました。きっと、宛名印刷のニーズが増加しているのでしょうね。

投函代行も無料ですが、利用状況はいかがですか?

投函代行は年賀状が元旦に届く25日に近づくにつれ、利用率が高くなります。印刷会社が直接投函するので完成した年賀状を確認できないデメリットはありますが、注文がギリギリになっても元旦に間に合う可能性が高まります。お忙しい方には、ぜひご利用いただきサービスですね。

23時59分まで注文すれば翌日に発送してくれる「特急出荷」も、ギリギリになってしまう人にはうれしいですね。

有料になってしまいますが、出来上がった年賀状を確認したい人も少なくありません。配送日数や投函日を考慮して問題ないようなら、こちらを利用するのも手だと思います。

自分が作った年賀状を見るのも、楽しみの一つですからね(笑)
2019年の年賀状は、特にデザインが好評!?


今年も多くのお客様にご注文いただきましたが、例年以上に「デザイン」を決め手にあげる人が増えていますね。

そうなんですね! たしかHPに「今年のしまうまデザインは一味違う!」と書かれていましたが、何が変わったのですか?

デザイナーやイラストレーターを変更し、全体的に刷新。名前を申し上げることはできませんが、有名クリエイターにもお願いしています。というのも、実は2018年までのデザインは「好きな人は好き」という感じで、あまり万人向けではなかった。そこで今年はより多くの人に受けられるデザインを目指しました。

そうだったんですね。私はデザインが好き側だったので、気づきませんでした(汗)。

テンプレート数は昨年と大きく変わりませんが、「デザインのバリエーション」は格段に増えています。その成果か、お客様アンケートでもデザインは好評です。HPも改善し、各デザインを見比べやすくなりましたし、今まで「しまうまプリントはデザインが好みじゃない……」と避けていた方にも、ぜひ一度ご覧いただきたいですね。

ちなみに、オススメのテンプレートとかあります?

むずかしい……。あえて言うなら、人気デザインランキングに載っているテンプレートですね。多くのお客様に選ばれているものなので、手前みそですが、目を引くデザインばかり。「他の人と被りそう」と思う人もいるかもしれませんが、カラーや写真枚数、スタンプの組み合わせで、自分だけのオリジナルデザインを手軽に作れますよ。

自分で年賀状をカスタマイズできるのは楽しいですね。うまく自分好みに仕上がるとワクワクします。

そうですね。だから、ご自身のイメージに合ったテンプレートを選ぶのが一番。まずはデザインテイストから探して、お気に入りのテンプートを見つけるのが良いと思います。
しまうまプリントの年賀状は、やっぱりコスパが高かった

取材を終えて、ますますコスパの高さを実感。年賀状印刷の価格は枚数によって変わるので一概に言えませんが、それでも「頼んで損はない」と言えます。
デザインもパワーアップしているので、まずはHPをチェック。そして、気に入ったテンプレートが見つかったなら、そのまま注文してしまうのも大いにアリだと思います。