【2021】スマホで写真年賀状はお得? 価格や割引など安さを徹底チェック

「スマホで写真年賀状」の2021版DLサイト
画像:スマホで写真年賀状(アプリ紹介ページ)

スマホアプリ「スマホで写真年賀状」の2021年度版は、どのような内容なのでしょうか? 年賀状の価格や割引など、気になる価格をチェック。デザインの種類やサービス、実際に作ってみた上で使い勝手を検証しました。

目次

スマホで写真年賀状の特徴

スマホで写真年賀状について、2021年度の情報を表にまとめました。

印刷代 写真なし(直接印刷) 1枚あたり49〜76円
写真あり(印画紙貼り合わせ) 1枚あたり73〜110円
割引 なし
デザイン数 4000種類以上
送料 450円(40枚以上で無料)
宛名印刷 無料
投函代行 無料
受け取り方法 ネコポス・宅配
納期 写真なし 24時までの注文で翌営業日に発送
写真あり 24時までの注文で2日後に発送
決済方法 クレジットカード
代引き(決済手数料300円・会員限定)
コンビニ後払い(決済手数料200円)
楽天ペイ
d払い(決済手数量300円)

料金は印刷費+年賀はがき代

スマホで写真年賀状には基本料金がなく、印刷代と年賀はがき代だけで価格が決まります。少数の注文ほど割安になり、特に10〜30枚でのコストは激安と言っていい安さです。

ただし、大量発注したときのトータルコストは平均的。「アプリで年賀状をさくっと作りたい」「送り先は友人が中心で、そんなに多くの枚数は必要ない」という最近のニーズにあわせた価格設定なのでしょう。

印刷代は紙質&印刷品質の違い、またキャラクターが入っているかなどデザインと、注文枚数によって価格が変わります。また、写真入りの絵柄では「印画紙貼り合わせ」にするか「はがきへの直接印刷」にするかを選択可能。写真なしの絵柄はすべて「はがきへの直接印刷」になります。

「スマホで写真年賀状」2021版の価格表
画像:スマホで写真年賀状

注文枚数は最低10枚から。自宅に送ってもらう場合は450円の送料がかかりますが、40枚以上の注文で無料。宛名印刷&投函代行は何枚でも無料です。

ちなみにスマホで写真年賀状では早割を行っていません。しかし、お試し注文をすると10日間だけ利用できる10%OFFクーポンが用意される「カウントダウン割引キャンペーン」を実施中(2020年11月16日時点)。こちら期間限定なのですが、明確な期日は設けられていません。注文時にも開催されていたなら、迷わず利用すべきでしょう。

写真ありの印刷はさすがの高品質

スマホで写真年賀状の「写真あり」は、富士フイルム社の写真用印画紙に富士フイルム直営ラボで銀塩プリントし、年賀はがきへ貼り付けた仕様。この印画紙張り合わせはフチなしになりますが、直接印刷ははがきの四隅に白いフチが入ります。

  印刷費 仕上げ方 白フチ
写真なし 1枚49〜76円 はがきに直接印刷 あり
写真あり 1枚73〜110円 印画紙に印刷して貼り合わせ なし

料金は10枚印刷した場合、印刷費と年賀はがき代をあわせて「写真なし」が1360円、「写真あり」が1720円(ともにキャラクターなし絵柄の場合)。アプリ名からも分かるように、スマホで写真年賀状では「写真あり」の年賀状を推しています。「写真あり」は印刷のクオリティが高くなる一方で、はがきに印画紙を貼り付ける工程、はがきを裁断する工程も入るので、「写真なし」より印刷代が高くなるのは仕方のないところ。

「写真あり」で10枚1720円という価格に加えて送料もかかりますが、価格競争の激しい年賀状サイトの中でトップクラスの安さです。

デザインの豊富さは業界No.1!

最大のウリは、デザインテンプレートの豊富さ。その数、なんと4000種類以上! 2020年は2000種類ほどだったので、たった1年で倍近くにまで増えました。最近、年賀状の印刷会社はデザインの数を競っていますが、2020年11月16日時点では、スマホで写真年賀状がトップとなっています。

もちろん、種類の多さだけが自慢ではありません。デザインはいずれも高クオリティ。ユーザーが選びやすいようにカテゴリで分けられており、各カテゴリ内でも使用する写真枚数ごとに整理されています。

「スマホで写真年賀状」2021版のデザイン
画像:スマホで写真年賀状

内訳をみると、はがきの直接印刷となる「写真なし」のテンプレートは500種類弱しかなく、ほとんどが「写真あり」のテンプレートです。その辺りからも、スマホで写真年賀状がいかに「写真あり」を推しているか分かります。

カテゴリ デザイン数
おしゃれ 682
カジュアル 596
シンプル 409
和風 453
ディズニー 400
カワイイ 453
キャラクター 318
デザイナーズ 51
クリエイターズ 4
特集 21
結婚・出産 28
年賀状書簡 157
写真なし 500
マイデザイン 2
喪中 63

特に「ディズニー」や「キャラクター」といった、いわゆる“キャラクターもの” ! 「スヌーピー」「バーバパパ」「サンリオ」など、合計で700種類以上もありました。

当然、「おしゃれ」や「カジュアル」「シンプル」などの定番デザインも充実。オリジナリティが高く、縦横ともにバランスよくデザインが揃っています。

流行のスタンプ機能も利用でき、写真を切り抜いてスタンプにしたり、差し出し人の氏名住所をスタンプとして配置したりすることも可能。さらに、写真を全面に使う「マイデザイン」では、テキストやスタンプを自由に配置し、独自のデザインも作れます。

宛名印刷や投稿代行も無料

「宛名印刷」と「投函代行」は無料で利用可能。投函代行を利用すると送料がかからないので、手間だけでなくコストを考えても、頼んだ方がお得です。

会員登録しておくと一度作成した宛名帳を翌年以降も使えるのも便利。ただ、既に使っている宛名帳から宛名一覧データをインストールするには、パソコンが必要です。スマホの場合は一件ずつ手入力するしかありません。

ここはスマホで写真年賀状を利用する上で唯一、不便と感じるところです。

24時までの注文で翌営業日に発送

スマホで写真年賀状は、納期の早さも自慢です。「写真なし」の絵柄なら24時までの注文で翌営業日に発送。「写真あり」の場合でも、注文の2日後に発送されます。

これは数ある年賀状サイトやアプリの中でも、トップクラスのスピード。特急便は設定されていませんが、通常でこの早さなら必要ないでしょう。

スマホで写真年賀状のメリット・デメリットまとめ

スマホで写真年賀状の特徴をおさらいします。メリットとデメリットを改めて確認ください。

・デザイン数がとにかく多く、好みの絵柄を見つけやすい
・少量注文の料金が抜群に安い
・宛名印刷や投函代行が無料
・納期が早い
・大量注文だと割高になりやすい
・宛名帳への登録がちょっと面倒

年賀状の印刷枚数別に料金をチェック

スマホで写真年賀状がリーズナブルなのは、どの程度の注文枚数なのでしょうか?具体的に「何枚注文するとお得になるのか」をシミュレーション。「写真なし」と「写真あり」で枚数別に確認してみました。

写真なしの料金

「写真なし」は、はがきに直接プリントする一般的な印刷方法です。スマホで写真年賀状では通常絵柄と「キャラ年賀状」などで価格が異なるため、それぞれ「10枚」「30枚」「50枚」「100枚」の年賀状代を算出して、表にまとめました。

金額はすべて税込。クーポンは終了時期が不明なため、除外しました。送料も投函代行の利用を想定し、含んでいません。

写真なしsmartphone_de_photo-nenga×通常絵柄の料金

枚数 印刷費 年賀はがき 合計
10枚 730円 630円 1360円
30枚 2190円 1890円 4080円
50枚 3400円 3150円 6550円
100枚 6400円 6300円 1万2700円

写真なし×「キャラ年賀状」「デザイナーズ」「百々葉」絵柄の料金

枚数 印刷費 年賀はがき 合計
10枚 836円 630円 1466円
30枚 2508円 1890円 4398円
50枚 3960円 3150円 7110円
100枚 7480円 6300円 1万3780円

通常印刷の場合、一般的な年賀状相場は10枚で2500〜3000円、30枚で4500〜5000円、50枚で6000〜6500円、100枚で1万1000〜1万1500円(12月に実施した各社の早割で算出)。スマホで写真年賀状の「写真なし」は、10〜30枚の少量注文では圧倒的に有利です。

一方で、50枚以上になると少しずつ相場よりも高くなります。ただし、印刷代は150枚以上で1枚54〜65円となる最も安い設定になるので、一概に他社より割高とは言えないでしょう。

写真ありの料金

スマホで写真年賀状の目玉である「写真あり」の年賀状は、注文枚数だけでなく選ぶ絵柄によっても印刷費が異なります。料金は「写真なし」と同じ条件でで計算しています。

写真あり×通常絵柄の料金

枚数 印刷費 年賀はがき 合計
10枚 1100円 630円 1730円
30枚 3300円 1890円 5190円
50枚 5300円 3150円 8450円
100枚 9900円 6300円 1万6200円

写真あり×「キャラ年賀状」「百々葉」絵柄の料金

枚数 印刷費 年賀はがき 合計
10枚 1210円 630円 1840円
30枚 3630円 1890円 5520円
50枚 5830円 3150円 8980円
100枚 11000円 6300円 1万7300円

写真仕上げの年賀状相場は10枚で3000〜3500円、30枚で5500〜6000円、50枚で7500〜8000円、100枚で1万3000〜1万4000円。スマホで写真年賀状の10枚で1730円という価格は圧倒的な安さです。

印刷の質に定評がある富士フイルム社製印画紙への銀塩プリントを、富士フイルム直営工場で印刷することを踏まえると、この価格は驚異的です!

ただし50枚を超えると徐々に相場を上回り始め、100枚頼むと割高に。こちらも150枚を超えると1枚あたりの印刷代が最も安い80〜91円となりますが、それでも相場より高めです。

写真ありと写真なしはどっちがお得?

「写真ありの美しい年賀状を簡単に作れる」ことがスマホで写真年賀状の長所ですが、単純に価格で比較すると最もお得なのは「写真なし」の少量印刷。「写真あり」でも少ない注文枚数ならリーズナブルですが、50枚以上では競合他社のサービスよりも高くなりました。

スマホで写真年賀状の魅力は印刷の質やデザイン性なので、そうした利点とコストをどう判断するかによって良し悪しの評価は異なってくるでしょう。

スマホで写真年賀状で、年賀状を作ってみた

実際にスマホで写真年賀状で年賀状を注文。その手順から仕上がりまでをレビューします。

スマホで写真年賀状の年賀状の作り方

STEP1:デザインを選択する

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。デザインを選択する
画像:スマホで写真年賀状

最初にデザインを選び、銀塩プリントにするか、直接印刷にするかを選択。デザインの数は膨大なので、あらかじめカテゴリと写真枚数を決めてから臨むのがオススメです。

今回は「写真1枚」の中からデザインをチョイス。編集画面は、スマホ縦位置のみ。横デザインの年賀状の場合は、横画面でも編集できたら良いのに……と思いました。

STEP2:使用する写真を決める

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。使用する写真を決める
画像:スマホで写真年賀状

スマホに入っている写真の中から使う写真を選びます。手持ちのカメラで撮影した写真を使用したい場合、あらかじめスマホに取り込んでおきましょう。写真を選択するとフレームが現れるので、サイズや角度を調整します。

写真の明度やコントラストなどを自動で補正してくれる「キレイ」補正は、自動的にかかる設定。フィルターは用意されていません。

STEP3:テキストを入力する

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。テキストを入力する
画像:スマホで写真年賀状

デザイン上の配置されているテキストをタップすると、テキスト画面が開くので文面を入力。定型文から選部のもアリでしょう。

STEP4:デザインを編集する

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。デザインを編集する
画像:スマホで写真年賀状

テキストをデザイン上に配置。この画面でテキストの書体やカラー、文字揃えなども細かく調整できます。デザインによっては、背景の色や写真まで変えられます。

このタイミングでも、テキストや写真をタップするだけでSTEP2、STEP3へと戻れるのは、スマホアプリらしい利便性の高さです。

STEP5:スタンプを選ぶ

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。スタンプを選ぶ
画像:スマホで写真年賀状

スタンプを選んで、年賀状を飾り付けます。スタンプは賀詞や年号、干支、ハンコなどのほか、切り抜いた写真を入れることも可能です。なお余白が多めに作られているデザインでは、差し出し人の氏名や住所をスタンプとして追加もできます。

以上でデザインは完成。プレビューで確認して、問題なければ編集作業は終了。注文情報の入力画面に進みます。

STEP6:年賀はがきを選ぶ

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。年賀はがきを選ぶ
画像:スマホで写真年賀状

年賀はがきの種類を「お年玉つき年賀はがき」「ディズニー年賀はがき」から選択。続いて宛名のあり/なしを選択する画面に移ります。宛名印刷を頼む場合は宛先編集のSTEPとなり、自宅に送るか直接相手に送るかを選べますが、今回は省略します。

STEP7:仕上がりを確認し、枚数を決定する

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。仕上がりを確認し、枚数を決定する
画像:スマホで写真年賀状

仕上がりを確認し、印刷枚数を入力します。印刷枚数の発注枚数は最低10枚からになっています。

STEP8:届け先を指定し、支払い方法を選ぶ

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。届け先を指定し、支払い方法を選ぶ
画像:スマホで写真年賀状

商品の届け先を、あらかじめ登録しておいた住所にするか別のところ(勤務先など)にするか選びます。その後、支払い手段を選択。クレジットカード、代引き、d払い、コンビニ後払い、楽天ペイから選べます。

STEP9:注文を完了する

「スマホで写真年賀状」2021版の選択画面。注文を完了する
画像:スマホで写真年賀状

支払い手段を選ぶと「お届け予定日」が表示されるので、注文を確定して作業を終了。注文履歴はマイページに保存されます。

注文した内容はマイページ内にある「注文履歴」から確認できます。到着予定日や出荷状況もチェック可能。注文終了後にメールが届き、1時間以内であれば記載されているURLからキャンセルもできます。

スマホで写真年賀状の仕上がり

「スマホで写真年賀状」2021版で注文した年賀状が到着

注文してから2日後に年賀状が到着。サイトでの説明には「写真ありを選んだ場合、注文の2日後に発送」とありますが、実際の出荷は注文の翌日。2日後に自宅へと届いたので驚きました。

「スマホで写真年賀状」2021版で注文した、写真なし年賀状

さっそく年賀状をチェックします。まずは、はがき面に直接印刷する「写真なし」版。選んだ絵柄のせいか、画面で見たときのイメージとは色味が少し違っているような印象です。直接印刷を選ぶなら写真を入れない絵柄にするのが無難でしょう。

「スマホで写真年賀状」2021版で注文した、写真あり年賀状

一方で、富士フイルム社製印画紙を使用した「写真あり」は、さすがの高級感。質感が優れ、思わず「良いじゃん!」とニヤケてしまいました(笑)。

スマホで写真年賀状で、年賀状を作った感想

印刷の品質については、まったく文句ナシ。写真の美しさをセールスポイントにしている通りの仕上がりでした。自動的に適用される「キレイ補正」も効果てきめんです。

注文から納品までの早さも抜群。もちろん注文したのがまだ混雑してない時期だからというのもあると思いますが、それでもそのスピード感は◎です。

スマホで写真年賀状は「印刷の質とコストにこだわる」人にオススメ

スマホで写真年賀状、最大の魅力はデザインの豊富さ。4000種類以上もあるので、自分の好みにあったテイストのテンプレートがほぼ確実に見つかります。デザインも洗練されていて、選択肢が多すぎて困ってしまうほどです(笑)。

操作性にも優れ、簡単に年賀状を作れるところも好印象。価格も、デザインや枚数によっては割高になりますが、50枚以下の注文なら概ねお手頃でしょう。

唯一の不満は、競合他社のサービスにある「届いたはがきをスキャンして宛名帳に登録する機能」がないこと。パソコン・ユーザーは今まで使っていた宛名一覧のcsvファイルを一括転送できますが、スマホしか使わない人にとって一件ずつ手入力するのは面倒です。

これらを踏まえると、スマホで写真年賀状は次のような方にオススメです。

・写真入りのキレイな年賀状を作りたい人
・キャラクター入り年賀状を作りたい人
・10〜30枚の少量しか年賀状を印刷しない人
・とにかく早く納品して欲しい人
・宛名印刷や投函代行を利用したい人